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シュタイナーから読み解く神秘学入門

シュタイナーから読み解く神秘学入門

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2007年01月31日
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 生きることは、食することでもある。そして、人間は食物のモチーフより形作られる。料理が美味いか不味いかは、食物のなかに作り手の愛情がどれだけ詰め込まれているかどうかだと意識せざるをえない。

 私は、ワイン愛好家であるが、それほど裕福ではないので、いかに安く、美味いワインを飲むかが、その日課といえるだろう。

 たかが酒に数十万、数百万もする、シャトーペトリュスやロマネコンティの2大巨頭などは、眼中にないというか、勿論、手の届かないのもあるが、もはや単なる骨董品のような芸術贅沢品と自分のなかで定義している。

 確かに、この馬鹿高いワインは、もはや伝説化しているが、だからといって、ワインの美味さは、その値段に比例しないというのは、ソムリエの衆目一致するところでもあるらしい。

 食はその愛情にあるからだと私は思う。ワインは、どこか飲食の芸術品、絵画のようでもある。

 そして、美味いワインは、まるで、いつまでも褪めない恋のようである。

 そう、ワインは、恋に喩えてみると、なぜかわかりやすい気がするのである。 

 フランスボルドー地方のワインは、どこか気品があり、飲んだ後の余韻が、よい恋をした後の思い出のように残る。タンニンが格調高く、人をまろやかに甘く酔わせる。どこか貴婦人と恋した後のようである。

 対してブルゴーニュ地方のワインは、若々しく瑞々しい、まさにトップモデルのような、甘い初恋のような思い出で人を酔わせる。とくに、芳しい匂いが特徴で、なんともいえない良い香水の匂いが、甘き恋の余韻に浸らせるようである。

 ボルドーが、良き恋の余韻を愉しむものなら、ブルゴーニュのは、良き恋の最中を愉しむようなものに思える。

 フランスだけでなく、最近話題のオーストラリアのワインは、どこか野性味があり、パンチ力を思わせる。荒々しい野性味ある女性との恋といえるかもしれない。

 アルゼンチンは、タンゴの情熱の国といえるほど、どこか野性味に攻撃性がある恋のようだ。行きづりの恋で、長続きはしないが、短期間に愉しむものかもしれない。

 日本のワインも最近話題だが、やはり、歴史がない分、まだまだこれからという感じなのだろう。日本のワインは、少し独特という感じで、私はあまり好きでない。やはり、どことなく、個性が感じられないが、だからこそ、異色性を狙うのもいいかもしれない。

 なにしろ、真の恋はほとんど日本人なので、ワインに拘る必要もないだろう。ルックスは、とやかく、やはり、精神性において、日本女性は世界一なのではないかとも思う。なにかと、日本女性は、世界的に人気なのも周知の事実でもある。

 異色といえば、ハンガリーのトカイの貴腐ワインは極甘の女王という感じである。年季の入った恋というべきかもしれない。あまりに甘いので、たまに飲むという感じになってしまう。濃厚な恋は、体力的に限界なように思える。

 残念ながら、イタリア、スペインのワインはあまり飲んだことがない、シャンパンや発泡性に特徴があるようで、マニアックといえるのかもしれない。それはイタリア人が恋の達人といわれるように、マニアックな恋なのかもしれない。何か祝いのときは、必ずシャンパンになるのも、それだけ、恋に飢えている証といえるかもしれない。炭酸が入ると、過度な疲労が回復するのも、恋の秘密なのであろう。

 いま、ル・オー・メドック・ド・ジスクール 1998を飲みながら、馬鹿な戯言を書いている。このようなことができるのも、恋の盲目というべき、美味いワインのなせる業といえるだろう。





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Last updated  2007年01月31日 23時12分26秒
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