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テーマ:★☆沖縄☆★(2840)
カテゴリ:沖縄・琉球
なにしろ今回の引っ越しはそんじょそこらの引っ越しとはわけが違う。
なぜなら同時に二つの引っ越しをせねばならないからだ。 ひとつは沖縄への移住。 そしてもうひとつは実家への在庫整理。 よって引越業者さんへも二つの見積もりをお願いした。 電話帳とネット検索でいくつか選んでみたが、やはり沖縄への引っ越し費用が大幅に違うのがわかった。 大手引越業者は当然のことながら実家(岐阜県=名古屋のお隣さん)への費用は激安なのだが、沖縄への費用でかなり差が出る。 特に自動車の海上運搬。 沖縄への直行便(直行船)を持つ業者は大手の半分の見積り価格だった(約4万円の差@@;)。 そんなわけで大阪に本社のある某業者に決めた。 最終的に合計で10万円くらい差が出たんじゃないかな。 引っ越しはお金がかな~り掛かるので十分調べた方がいいよ。 さて、ボクの(名古屋の)部屋は2LDKだったがとにかく荷物が多かった。 捨てられない人だと実感した。 そんな“物が満タン”な部屋にダンボール箱を2箇所に分けて置いておかなければならなかった。 これは生活しにくい。 もうしょうがないので休みを利用して自分の車で実家に持って行ったりもした。 ちょっと割れやすい物とか貴重なものはいくらベテランの引っ越し業者さんにも任せられないもんね。 さて今回の引越で一番の問題はやはり自動車だった。 まだ新車だったしお気に入りの車だったので内地で売って沖縄で買いなおすということは考えなかった。 一緒に連れてってあげるよ♪ …なーんて女の子にも言ってみたかったわ(笑) で、問題だったのは車の船便がボクよりも先に出港するというスケジュールにあった。 つまり沖縄に行く直前の5日ほどは車無しの生活になってしまうということだ。 これは辛かったね。 かといって車を遅らせても、それはそれで沖縄に上陸した時にもっと困るだろう。 役場へ行くにも銀行に行くにも何にしても車が必要な土地である。 だから泣く泣く車を港に搬入した。 ボクのマンションから港までは車に乗っていった…座席いっぱいに荷物を載せて♪ 載せたものはパイオニアのでっかいスピーカー2本とベッド用マット&掛け布団、そしてカーテン。 我ながら素晴らしい考えだった。 だって車を引き取れるのがちょうど沖縄に上陸した翌朝で完璧なスケジュールが組めるからだ。 バックミラーも見れないくらいギュウギュウ詰めの車に乗って一路港へ。 とても暑い日だった。 事務所に車検証と納車票を持っていくとサインとかもせずに終わり。 実に簡単なものだった。 拍子抜けした顔で事務所を出て外でタクシーを呼んだ。 目の前に大きなフェリーが停船してた。 しかしその頃は自分、アップアップで余裕がなかったんだろうなぁ。 全く写メとか撮ってないもんなぁ。 あぁもっと記録を残しておくべきだったと後悔。 20分近く待っただろうか? タクシーがやっと到着した。 ボクはタクシーの運転手さんと話をするのが好きなのでいろいろと話をしだすとその運転手さん(推定62歳)もエンジンが掛かってしまいどんどん昔の武勇伝を話し出した。 いろいろと怖い体験をしたようで、「3度も死ぬ思いをした。」とこんな話を始めた。 夜遅く池田公園(名古屋では有名な繁華街の一角)から男性のお客さんをひとり乗せた。 「とにかく車を出せ。」と言ったきり何もしゃべらない。 どんどん東の方に走っていくと、どこどこまで、と何度も行き先を変える。 運転手さんは長年の勘で「殺させる。」と思ったらしい。 運転手さんは逆に自分の苦労話をその男に聞かせた。 同情を引こうとしたのだ。 しかしお客は黙ったまま。 恐怖の時間が刻々と過ぎていく。 そして守山のある川べりの道に来た時にお客が「ここでいい。」と言いタクシーを降りていった。 翌朝、タクシーを洗車&車内掃除をしていたら後部座席に針金のようなものが…。 それはウサギ狩りをする時に使う罠の仕掛けだった。 これで後ろから首を絞められたらと思ったら昨晩以上の恐怖で身震いした。 キャーーーッッッ!! でもね、ちょっと面白かったのはその運転手さん、話し出したら興奮しちゃってボクのマンションまで到着したにもかかわらず、「ちょっとメーター止めるからもうちょっと話そう♪」とそれから10分近くも話をしていたのだ。 ちょっと嫌な予感はしていたがまさかの展開(苦笑) いい思い出が出来ました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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