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テーマ:特撮について喋ろう♪(4379)
カテゴリ:映画音楽
前のブログから1ヶ月近く間が空いてしまった
その間”ゴールデン・ウィーク”があり今ハマッている女子プロレスが毎日のように開催され、中にはリアルタイムで配信などがあったりして毎日忙しい日々を送っていたロマネスクです しかも”サブスク”っていうんですか? 月額いくらか払えばその団体の大会をリアルタイムで観ることができたり過去大会も見放題ってヤツ、、、それに2つも入っちゃったもんだから永遠に観ているってわけ 廃人一歩手前(苦笑) 実はその間にDVDも数本購入しており、でも全く観る時間が無くてちょっと焦ってる 近いうちにそれも観てブログに書く予定です (てか最近映画の話ばっかで全然音楽の話をしてないな) * * * * * * * さて本題です ここ数回1966年度の映画を紹介してきましたがこの年の最大の重要作品といえばコレ 【「大魔神」三部作予告篇】 なんと一年間に3本も作っちゃった! 制作人はどんだけ天才なんだ!? いや、これCGとか無かった時代だからこそ出来たのかも…… にしても凄い迫力だしテーマも勧善懲悪な時代劇だし音楽は伊福部昭氏だし! え、なんかボクの好きな要素しかないじゃん!? カッコイイ!! 大魔神の身長は15尺(だいたい4.5m)くらいなので昔の大人(150cmくらいしかなかった)3人分でありこのフィギュアの大きさはわかりやすいね♪ ちなみに第1作目の『大魔神』は1966年4月17日封切で併映作品は『大怪獣決闘 ガメラ対バルゴン』である ⇒ 4/21のブログ 【ガメラ】 オパールのイメージ 【バルゴン】 この『ガメラ対バルゴン』はガメラ映画の第2作目であるが実は企画段階では『ガメラ対氷人』という映画が検討されていたとのこと そこに出てくる氷巨人が検討を重ねるうちに2つに分かれ一方は冷凍怪獣バルゴンに、そしてもう一方は大魔神として生まれ変わったというエピソードがある そんなこんなで2つの名作が生まれたわけだから元々の企画がボツになったのは結果オーライであったわけだね ところで、この大魔神の顔だが実はモデルがいるとのこと まぁモデルというか参考にした実在の人物がいるようだ それがこの人 ハリウッド俳優の第一人者 カーク・ダグラス氏 鋭い眼光や割れた顎などなるほどと思える …がそれを意識していた事は知らなかったし、ボクら世代では彼よりもこっちの人の印象が強い ロシアのエリツィン大統領 この人がメディアに出てきた時は日本人は揃って大魔神に似てると言ってたよなぁ~ 完全に面白がってた(失礼) んで、当の大魔神ご本人は橋本力という俳優さん 元々はプロ野球選手だったがケガを機に俳優の道へと進んでいった(大映はその野球チームの親会社だった) 1959年に退団そして翌1960年に正式入社し1966年に大魔神という”主役”に抜擢された うほっ! カッコイイ(≧∇≦) 撮影風景はこんな感じ それにしてもセットが素晴らしい! この家屋を次々と叩き壊す大魔神の迫力と伊福部昭氏のゴジラ映画以上の重厚感のある音楽は必聴 ちなみにその2年後『妖怪大戦争』(=大映の妖怪三部作のひとつ)ではその眼力の強さを買われ敵役のダイモンのスーツアクターとしても抜擢された 更に1972年にはかのブルース・リーの作品『ドラゴン怒りの鉄拳』でこれまた敵役として素晴らしい演技をみせている とまぁそんなわけで1966年の大映は凄かったというお話でした 大魔神【Blu-ray】 [ 高田美和 ] 【送料無料】大魔神怒る Blu-ray/本郷功次郎[Blu-ray]【返品種別A】 【送料無料】大魔神逆襲 Blu-ray/二宮秀樹[Blu-ray]【返品種別A】 それにしても第一作『大魔神』と第三作『大魔神逆襲』に出てた少年スター(当時はそう呼ばれていた)二宮秀樹君が某アイドルグループだった相葉君にソックリだと思うのはボクだけ??? テレビ番組『マグマ大使』のガムとしても有名 こちらも1966年の作品だが途中『大魔神逆襲』と撮影が被りマグマ大使の方は代役で撮影続行されたというエピソードも(苦笑) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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拝啓 よろしくお願いいたします。
*「大魔神こそ昭和大映の誇る最高の特撮時代劇 ある意味ゴジラすら霞む」 我々の昭和生まれの片足棺箱爺婆は必ず「映画館鑑賞」しているゴジガメ大魔神ですが、この「昭和大映特撮」とは?東宝に比べ「スタッフがいない、技術が劣る、予算が無い」等無いなぃづくしの中「その奇抜で突拍子も無いアイディアと企画力、更には奇想天外なストーリー展開」等で観客の心を掴んだ素晴らしい大傑作でした。確かに東宝における円谷等のコア=核がおらず、自前の現像所も無く全て外注、どちらかと言えば「新東宝の大監督=中川信夫氏」の様に今在る物を完全にしゃぶりつくす手段で「まぁ確かに失敗している合成シーン=大魔神が十階よろしく海を真っ二つに割って出現する場面=次第に左右の海がズレて行くカット」等ありましたが、残念な中にも執念と根性がひしひしと感じられる、、、更に「大魔神の身長が意外と小さく、人間との対比で何故か非常に生々しく更に迫力が増す」のです。また「眼が本物=かなり血走っている眼」は何故か怖く実に良く出来ていた。更に「音楽の伊福部昭先生」は確かにゴジラシリーズとの相関関係と言うか類聚性は感じられるものの、相当に練に練られたその「重低音中心のサウンド」はSE=音響効果も相まって凄まじい迫力でした。 更に一番の見せ場は「変身=石から神へ=更に石顔から心底怒り顔に」が素晴らしい。まさに西洋にも同様のモンスターがおりますが大魔神の方がはるかに上です。やはりこの作品は映画館の巨大スクリーン、もしくは最低でも100インチ4Kプロジェクターあたりで観なくてはならぬ作品です。 平成の徳間大映では遂にリバイバルは出来なかった(自分はガメラ同様何度もプロットを送付し読んで頂きアドバイスまで頂いた果報者ですが、終ぞ実現はしなかった) 現在カドカワには何の期待も持てぬ今「権利を東宝に売り飛ばしてでも、万難排して必ず再映画化せねばならぬ大傑作が大魔神」なのです。敬具 (2022年12月23日 20時15分26秒) |