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カテゴリ:投資手法
これまで、株式投資ゲームのルールとしくみについて、ご紹介してきました。
ここまでの話は、投資手法によらず共通の話です。 こういうフィールドを舞台にして、プレイしていくことになります。 株式市場のプレイヤー達は、長期投資やデイトレード,うねりとり,順張りや逆張り,さやとりなど、期間や手法といったプレイの仕方は千差万別です。 同じフィールドで違うゲームをやっているといってもいいくらいです。 だからこそ、同じ瞬間に売る人と買う人がいて売買が成立し、マーケットが成り立つのでしょう。 特定のやり方が優れているということはありません。いろいろなやり方で名人がいます。それぞれ自分にあった手法を確立しています。 比較的皆に共通している点を挙げるとすると、常に冷静で合理的な判断がくだせるよう、自分の心をコントロールできていることだと思います。 明日から、合理的な判断を下すのに役立つ考え方について、記したいと思います。 考え方を理解していただくにあたり、私の投資スタイルについて、簡単にご紹介しておいたほうが良いでしょう。 私はゲーマーであり、ポイントを獲得できるチャンスがあれば、手法にはこだわりません。しかし得手不得手があり、私の場合売買がへたです。 有利な状況以外では、勝負を挑みたくはありませんので、投資スタイルは長期が主流になります。 大まかには次の3通りに大別できます。 (1)短期(投資期間:数ヶ月~半年) オリンピック、猛暑、SARS、花粉症など、イベントや時事に関連して投資します。 イベントが終わる前に、売却します。 株価が急騰したら、すぐに売却します。 例:後発医薬品普及のための処方箋変更を材料とした、沢井製薬への投資。 (後発医薬品の普及自体は、長期に渡るテーマですが) その他特殊ケースとして、TOB に便乗したり、売り残の踏み上げをねらうこともあります。(投資期間:数日~数週間) 例:すかいらーくのMBO や、昨年末のサンマルク(ホールディング化のため上場廃止前に、売り残の買戻し)が挙げられます。 本日はTOBが発表されたユニダックスへの買い注文を入れていますが、おいしい値段では買えそうにありません。 (2)中期(投資期間:2年程度) 景気循環や市況などの底入れで買い、ピーク手前で売ります。 素材や半導体関連など、景気循環株で採用します。 上昇トレンドが崩れたら、売却します。 急騰したら、うねりとりをします。買い戻せなくても、深追いはしません。 例:金属市況高騰を見込んだ住友金属鉱山や、JFEが挙げられます。 (3)長期(投資期間:無期限) すごく気に入った企業(私は本命とか中核銘柄と呼んでいます)に投資します。 主に成長企業です。 気に入った理由がなくなった時に売却します。 明らかなバブルになった時には、売却します。 割安感がなくなっても、それだけの理由では売却しません。 うねりとりもしません。 例:わが中核銘柄である、アーバンコーポレーションが該当します。 一応3通りのやり方をしていますが、実績を見ると、利益のほとんどは長期投資の中核銘柄によるものです。 特に短期投資は、投入金額があまり多くないこともあり、大して利益には貢献していません。単にプレイするのが楽しいから、売買しているような気がします。 (短期で予想があたると、気持ちいいのです) 自分の投資スタイルの本質は、割安成長株への長期投資だと思っています。 今後ご紹介する心得の多くは、長期投資をベースにしたものであると、お考えください。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006.07.04 10:29:54
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