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テーマ:今日の出来事(287484)
カテゴリ:平和運動
小泉首相の所信表明演説があった。
第163回国会における小泉内閣総理大臣所信表明演説 これに対して朝日新聞は社説でこのように皮肉っている。 首相の演説 「5月病」でしょうか 「 ひょっとして小泉首相は、いわゆる5月病なのではないか。きのうの所信表明演説を聞いた感想である。 総選挙後はじめての国会なのに、冒頭の演説の3分の1が郵政民営化に割かれた。しかも、そのほとんどが選挙演説そのままだった。」 「首相は演説で「国民の支持なくして改革は実行できない」と訴えた。有権者はあれほどの支持を与えたのだから、今度は首相がひとつひとつの課題について明確な方針を示す番のはず」 うんうんとうなずく社説ではある。あの所信演説なら、今までの選挙演説を加工して、おそらく中学生でも書けるだろう。 けれどもこの社説もまだまだ書き方に遠慮がある。「銀河英雄伝説」(田中芳樹著)風に書けば、こうなるかもしれない。 「後世の歴史家はこのように記している。このときの首相の演説に対して、大衆新聞から「具体的政策がない」と批判があったが、それはあまりにも無い物ねだりの批判であった。首相は冒頭で『この度の総選挙の結果を受け、三度(みたび)、内閣総理大臣の重責を担うことになりました。「改革なくして成長なし」、「民間にできることは民間に」、「地方にできることは地方に」との方針の下、自由民主党及び公明党による連立政権の安定した基盤に立って、引き続き構造改革を断行する覚悟であります』と述べているが、このとき彼の頭の中にあったのは、あの三つのスローガン以上でも以下でもなかったのだから。アメリカやら財界が料亭の席で延々と教えてもらったことを、効果的に宣伝していくこと。それが終生変わらぬ彼の役割であった。その結果がどうなったかというのは、すでに歴史的に明らかにはなっているのではあるが。」 ……という風に小説的に嗤っていれればいいのたが。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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