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カテゴリ:洋画(09~)
英国紳士と米国から流れてきた元ヒッピーの女性がロンドンで出会い、夫婦になる。その二人と妻の浮気調査を命じられた探偵の、主に三人を中心に描かれる会話劇。
DVD、ビデオが販売されていなくて、今回を見逃したら一生見られないと思い、午前10時からの映画祭で企画されていた最終日に行った。最賃生活初日なのであるが、決して責めないで頂きたい。映画の中でべリンダも言っている。 『もちろんよ。音楽や芸術を取り去ったら、生きていてもつまらないと思うわ』 監督 : キャロル・リード 出演 : ミア・ファロー 、 トポル 、 マイケル・ジェイストン ミア・ファローが可愛い。 いい天気なので自分は要らないとゴミ箱に捨てた上等な帽子を、失業者のオバサンがかぶっていると知った時の彼女の笑顔。 独身主義だったけど気が合って自分の知識に新鮮に驚いてくれる娘と結婚までした男は、やがて英国上流階級のしきたりに妻をはめ込もうとすることで『すれ違い』が起こる。 現代の日本でも良く起こりうる夫婦の危機をね妻に恋をしている探偵を絡めて見事に描いている。やっぱり夫を愛していると覚った探偵が、夫婦の再生を仕掛けるために取った手段とは? 72年のロンドンの風景がこれでもかというぐらい出てくる。ロンドンの街を歩きたくなる映画である。妻の心情を代弁するようなアンニュイなテーマ曲が素晴らしい。 素晴らしい。観てよかった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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