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再出発日記

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2010年06月15日
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カテゴリ:邦画(09~)
数日前までは、日本代表の三連敗でさえ覚悟していた私(たち)ですが、昨日のカメルーン戦は素晴らしかった。日本がちまちまとパス回しをし、ちまちまと防御する。組織サッカーの醍醐味を味わらせていただきました。

へんなプレッシャーに押しつぶされることなく、『サッカーを楽しむ』と言ってはばからなかったイレブンたち。日本代表のこの一戦への意気込みにちょうどこの前見た映画の『戦うということはどういうことか』への理想形が現れていたと思います。

「武士道シックスティーン」
監督 : 古厩智之
出演 : 成海璃子 、 北乃きい 、 石黒英雄 、 荒井萌 、 山下リオ 、 高木古都 、 賀来賢人 、 波瑠 、 古村比呂 、 堀部圭亮 、 小木茂光 、 板尾創路
005武士道シックスティーン.jpg

「書道ガールズ」と展開は同じだし、成海はやっぱりファーザーコンプレックスのストイックな求道者。でも、私にとってはこっちのほうが好みである。

監督はきちんと彼女たちの悩みに向き合っている。

勝ち負けってなんだろう。
私は何のために剣道をしているのだろう。

それをそのまま、勉強とか仕事とかに変えたならば、みんなの悩み(私の悩み)になる。
16歳、彼女たちは「好きだ」ということだけで剣道をすることができる。

西荻のお父さんは言う。
「勝ち負けと好きだという気持ちを天秤にかけてみろ。好きだ、という気持ちのほうが重かったならば続けろ」
「そんなことわかっているよ」
「わかっていないから悩んでいるんだろ?」

物事は複雑じゃない。物事はもっと単純だ。
香織のお父さんは言う。
「お前の道だ。お前が決めろ」(書道ガールのお父さんよりよっぽど物分りがいい)

監督はいまだDVD化されていない「まぶだち」で、教師に強制された「勝ち負け」に潰された中学生たちを描いた。今から10年前のことだ。それ以降、もうあんな暗い話を作ってはいない。でも私にとってのベスト映画(たぶん生涯ベストテン映画に入っている)は「まぶだち」なのである。監督はあの映画の答えを探して「ロボコン」やら、「ホームレス中学生」とかを作ってきたのかもしれない。

単純に『仕事を楽しむ』そういうことを『選べ』ばいいのだ。

成海は頑張っているけれども、ちょっと単調な演技。北乃きいはこんな役をすればはまり役である。ただ、残念なのは、素顔をさらしているときの彼女たちの試合はやっぱりインターハイに出場するような技量ではないと、思える。一番肝になる、西荻早苗が初めて磯山香織に勝った時の「面」はいくら虚をついたといえ、高速処理をして描いてほしかった。





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最終更新日  2010年06月16日 00時21分14秒
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