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再出発日記

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2012年12月14日
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「USAカニバケツ 超大国の三面記事的真実」町山智浩 ちくま文庫
町山智浩を知ったのは、たまたま彼が去年のイチオシテレビドラマ「カーネーション」を褒めていると聞いたからである。それで意識して彼の映画評を読んでみると、かなり私の好みと一致することが分かった。

どうやら、長い間米国暮らしだったらしい。米国事情に精通していながら、米国を批判的に見る視点を早くから持っていたということを、この本で確認したのである。

やっと正統ジャーナリストから堤実香、サブカルチャーからこの町山智浩がその視点を持つ人間として出てきた。遅すぎる感もするが、先ずは祝着。特にこの本は、いわゆるタブロイド紙から見える一般アメリカ人の真実を書いている。

つまり、アメリカンドリームなんて、例外どころか、ドリームを掴みそうな人間を引きずり降ろすような人間がうじゃうじゃしているのがアメリカなのだ、という「現実」を現場の人間だからこそ言っているわけである。

たくさんのカニをバケツにいれておくと、フタをしなくても逃げないという。一匹がバケツから逃げようとすると他のカニに引きずり降ろされるからだ。このカニバケツの話は、突出するものを許さない日本社会のたとえによく使われる。けれども実は、Crab bucket syndrome としてアメリカでも知られている言葉なのだ。(12p)





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最終更新日  2012年12月14日 23時46分12秒
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