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カテゴリ:Premier League
最近、アーセナルが気になる。49戦連続無敗のころの気になり方じゃなく、その逆。
怪我人が多いのは仕方ない。アンリ、リュングベリ、キャンベル等々。でもユナイテッドも負けず劣らずの状態やから仕方ない。 あの頃の強さはどこにいったのか?単に、言われてるように選手層が薄いだけなのか? それも原因の1つやと思う。でも別の問題もあると思う。 アーセナルの試合は、細かいパスをスピードに乗って綺麗に回すサッカー。それを高度に展開してる。10年近くに渡ってベンゲルが築き上げたこのサッカー、選手の入れ替えもほとんど無く熟成されたこのサッカーは、遠未来を予感させるものやった。 でも今シーズンは少し違う。確かにアンリがいないことはある。プレミアにおけるアンリを止めるのは容易ではない。だからこそアンリにディフェンスが集まり他の選手のマークが緩くなる。ピレスであったりベルカンプであったり。 ビエラが抜けた穴も大きい。開幕前にユベントスに移籍したビエラの代わりはそう簡単に見つかるものではない。今のところセスクやジウベウト・シウバが努めてるけど、ビエラと同じものを求めることはできない。本当に大切なものは無くして初めて気づくもの。 そんな中で1番の原因は監督にあったんじゃないかと思う。 これはベンゲルが悪いんじゃなく、ベンゲルの戦術が悪いと思う。それを遂行できる能力を持った選手が集まって初めて、ベンゲルのサッカーになるんであって、1人選手が変われば完成度は低くなる。完成度が低くなるってことは攻撃が機能しなくなるからゴールが奪えない。 また、この戦術を遂行するにはタイプ的に同じような選手が必要やから、ビハインドを背負ったり逆境に立ったときに局面を打開しにくい。だからこそリュングベリのような選手が必要で、リュングベリがいなくなるとアーセナルの攻撃は並より少し上になってしまう。 来シーズンは本拠地を移転するアーセナル。今の状態で新シーズンを迎えるとは思えない。何かを変えるには絶好の機会やと思う。アーセナルファンには悪いけど、今シーズンはタイトルを諦めて来シーズン以降に向けた戦いをしたほうがいいと思う。 ほな、また。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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