Aｓ’ｓ　HOLE　～ぼくのプレミアライフ～

今日はいよいよワールドカップ予選プレイオフ第１戦。スイス対トルコ、チェコ対ノルウェー。そしてスロバキアと対戦するのがスペイン。

誰が呼んだのか、いつから呼ばれてるのか知らんけど、気が付けば“無敵艦隊”と呼ばれてるスペイン代表。過去ワールドカップに１１回出場しながら優勝経験はなし。それどころか最高成績は５０年の４位が最高。あとは全てベスト８以下の成績に終わってる。

タレントは申し分ない陣容を揃えてるにも関わらず、何故勝てないのか？

一般に言われてるのは、まとまりの無さ。歴史的に言えば３０年代からのフランコ将軍の独裁。カタルーニャを認めなかった首都マドリード。バルセロナ所属のオレゲールは、「俺はカタルーニャ代表であって、スペイン代表ではない」と公言してる。また現在でも、ETAによる独立運動が政治的問題として残ってる。バスクのビルバオは、現代のサッカー事情に背を向け、バスク人のみで選手を構成している。

とはいえ、例えばイタリアも自治州が集まって国が出来たわけやし、陸続きのヨーロッパは数え切れないほどの陣取り合戦を経験してるから、愛国心は強いはずと思うんやけど。やっぱ自分が中心に物事を考えてるんやろうか？


バルセロナのプジョルとバレンシアのビセンテが代表合宿中に大喧嘩して、ビセンテは報道陣の前で「プジョルは大嫌い」とコメントしたりと、内部はガタガタのスペインでも、他人を称える選手ももちろんいる。チェルシーのデルオルノとアーセナルのレジェスがそう。スペイン代表に選出され、クラブではイングランドでプレーしてる２人がFトーレスについて語っている。

デルオルノ
「トーレスは世界のどこのチームでも活躍できる。
　彼はトッププレーヤーになる資質を全て兼ね備えているからね。
　僕は彼の敵としてプレーするより、同じチームでプレーしたい。」

レジェス
「現時点のプレミアで、トーレスより優れたFWはアンリくらいのものだ。
　彼はヨーロッパ最高のFWで経験も豊富だ。
　でもトーレスはたったの２１歳なんだ。
　素晴らしい選手だけど、まだまだ成長の余地はある。
　アンリと組めば世界最強のコンビになるよ。」


結局は、自分のクラブにトーレスが欲しいだけなんやね。


ほな、また。