122302 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

As’s HOLE ~ぼくのプレミアライフ~

As’s HOLE ~ぼくのプレミアライフ~

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

PR

Profile

adios7210

adios7210

Archives

2024.06
2024.05
2024.04
2024.03
2024.02

Comments

http://buycialisonla.com/@ Re:大記録達成者に全うな評価を(09/29) cialis soft ingredientscialis eacutegen…
ペット総合サイト@ アクセス記録ソフト 無料 楽天 アクセス記録ソフト! http:/…
ペット総合サイト@ アクセス記録ソフト 無料 楽天 アクセス記録ソフト! http:/…
ペット総合サイト@ アクセス記録ソフト 無料 楽天 アクセス記録ソフト! http:/…
海のくまさん@ チン型取られちゃったw http://onaona.mogmog55.net/egk36jn/ 俺…

Category

Favorite Blog

相年自信 fuzzgさん
We Love You, LIVERP… せじともさん
2006.01.09
XML
カテゴリ:Premier League
歴史と伝統のあるイングランドのカップ戦、FAカップにいよいよプレミア勢が登場した。

まず、イングランドにはカップ戦が2つある。
1つはFAカップ、もう1つはカーリング・カップ。
FAカップは日本で言う天皇杯、カーリング・カップはナビスコ杯か。
天皇杯ではJクラブが途中から登場するように、
FAカップも3回戦からプレミア勢が登場する。

基本的にはトーナメントの1発勝負で行われるけど、
90分以内に決着が付かなかった場合は、
延長じゃなく、日を改めて、相手クラブのスタジアムに場所を移して再試合になる。
それでも勝負が決まらなければ延長になる仕組みになっている。
つまり、ビッグクラブは今後の過密日程を考えながら選手のローテーションを行いつつも、
さらに過密になる再試合を防ぐべく勝たなければならない。
とはいえ、そこはトーナメント。
一発勝負の怖さか、ジャイアント・キリングが度々起こっている。
先週末行われた3回戦でも、
プレミア勢が下部リーグ相手に敗戦、あるいは再試合に持ち込まれている。


この時期になると必ず思い出す出来事が2つある。
1つは99-00シーズンのこと。
FIFAがトヨタカップとは別に、クラブ世界一を決めようと、
各大陸王者に、第1回世界クラブ選手権への参加を要請した。
ヨーロッパ王者だったユナイテッドも要請されたが、
FAカップと時期が重なるために最初は参加を固辞していたものの、
2012年のオリンピック招致を優位に進めるため、
結局はFAカップではなく、選手権のほうを優先することにした。
これに対してメディアは、
「歴史をバカにした」だの、「伝統を踏みにじった」だのと、批判の姿勢を見せた。

もう1つは、ナビスコ杯でのこと。
こっちの記憶は曖昧だが、確か福岡対柏戦。
福岡が前戦のリーグ戦からメンバー9人を入れ替え、問題になった。
ベストメンバーじゃないっていうのが問題の理由で、
福岡には罰則が与えられたような記憶がある。


ではベストメンバーとは何なのか?
福岡のように11人中9人を入れ替えた場合、
もしかしたら9人のコンディションが控えメンバーより劣っていたらどうか?
コンディションの面では柏戦のメンバーはベストメンバーってことになる。
じゃあ、これが3人とか4人ならどうか。
本当にコンディション不良かも知れないし、
休息の意味と控えの経験の意味でメンバーを入れ替えてるかもしれない。
なら、あるいはネームバリューでベストメンバーを選ぶのか。
観客が見たい選手をコンディションに関係なく選ぶとする。
明らかに控えよりもコンディションが劣っている選手が出て怪我をした場合、
その後の試合にその選手が出れなくなったら、
困るのはクラブで、治療の際の金を出すのもクラブで、
一番被害を被るのもクラブだ。
とはいえ、福岡の場合は行き過ぎで極端としても、
結局のところ、過去数戦の先発メンバーから判断して、
それにその時点でのコンディションを加味したものがベストメンバーとするのが無難なとこだろう。


ここでFAカップに戻る。
現在、プレミアの多くのクラブが、カップ戦ではメンバーを落としている。
ビッグクラブは、明らかに今後の日程を考えて選手を休ませている。
それが悪いとは言わない。
今のサッカー界は、リバプールのようにおかしなほどの過密日程になってるし、
試合中に倒れて帰らぬ人になったしまった過去もある。
ではFAカップの「歴史と伝統」とは何なのか。
出場しなければメディアから集中砲火の非難を浴びる。
メンバーを極端に落としても、出場さえすれば全く批判はない。
そして下部リーグに負けるものなら、ファンから批判の嵐。

もちろん「歴史と伝統」を重んじてる選手や監督も数多く存在する。
もう引退したが、チェルシーにも在籍したイタリア人、ゾラがプレミアに来て一番良かったことが、
「伝統あるFAカップで優勝できたこと」と言っている。


メディアでFAカップが取り上げられる際、
この「歴史と伝統」という文句がよく使われる。
でも実際には、気持ちの中にこそ「歴史と伝統」を認識していても、
特にビッグクラブはベストメンバーで臨むことが多くなく、
それをメディアもファンも試合前から分かっている。
それでも、メディアはそのメンバー編成に文句をつけることもなく、
ファンはただ自分たちの応援するクラブの勝利だけを願って、スタジアムやテレビで応援する。
勝てば何もかも忘れて喜び、
負ければあれやこれやと戦犯探しをする。

批判されたユナイテッドは、決断こそ下したものの、どちらかといえば被害者であり、
批判されるべきなのは、過密日程を作ったFIFA及び、オリンピック招致を理由に、FIFAの機嫌を取るためにユナイテッドを選手権に派遣を要請したFAとイギリス・オリンピック招致委員会なのだ。

結局のところ、
「歴史と伝統」が廃れることなく受け継がれているのは、
ファンだけになっている。


ほな、また。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2006.01.09 23:43:35
コメント(0) | コメントを書く



© Rakuten Group, Inc.