このところ、晴天の日々が続き、吸い込まれるような蒼を見る日が多い。
秋日和には何故か郷愁に浸る訳でもないのに、ミレーの落ち葉拾いの夕陽にも似た寂しさと侘しさを感じる。一年を通じ、最も清々しい季節なのに。
日本の四季は人生の起承転結を思わせる趣きを持っている(ここ数年は二季になってしまったが)。
清少納言の枕草子ではないが、短い四節の中に人生の起承転結は意味深くも美しく表現されている。
「春はあけぼの、夏は夜、秋は夕暮れ、冬はつとめて」
人の一生の縮図を垣間見る風情を感じるのは、やはり秋日和の成す由縁だろうか。
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Last updated
2011/10/28 11:55:46 PM
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