先だってここ最近の状況を久々に掲載しました。
が、どうしてもモディリアーニの映画音楽についての自分の文章悶々に言葉足らずに思い、その続きを少々。
映画の内容については以前に掲載したが、簡略化してまとめると
アンディ・ガルシアの「モディリアーニ~真実の愛」は画家モジリアーニの強烈な個性と芸術性、そしてリアルな人間像に深みと神聖を加えた。すぐれた才能と高慢さ、情熱ゆえにお互いへの羨望と賛美を募らせた若き芸術家たちの知られざる青春物語であると同時に、悲劇的な最期を遂げた天才画家モディリアーニとその妻ジャンヌの、美術史上最も壮絶な真実の愛の物語であるといえると思う。
その映画にこれ以上はない!という音楽をガイ・ファーレイがサントラを作曲した。
2005年から2008年までに彼はサントラを6作品書いている。「ブロークン」「マザー・テレサ」「沈黙の追撃」「消えた天使」ジャン=クロード・ヴァン・ダム主演の「レクイエム」の6作品だ。
共通する音楽の母体はあまり感じられないほど、音楽は似ついていない。とりわけこの「モディリアーニ真実の愛」の音楽は白眉であり、映画音楽史上、最高の情景標題音楽に数えられるレベルであると思える。
音楽の1曲を下記にUPしたので良ければお聴き頂けたらと思う。ちなみに国内・輸入盤とも現在は廃盤になっていて入手は中古盤くらいしかないのが現状だ。廉価版としてでも再発してもらえると有り難い1枚である。