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カテゴリ:経営戦略
種なしで皮ごと食べられるブドウのはなし。G
農産物のなまえ編の関連 で、今一番人気のあるブドウ品種の話となります。 ↓ 市場で人気のある品種をできるだけ早く作りあげることで、他人よりすこし でも有利に販売していきたい・・・そう思うのは、生産者に共通した思い。 ということで、ひとたび市場で人気のある品種が出現したともなれば、その 種苗をすぐに取り寄せての個人・団体による大増殖計画が全国各地でいっき に始まります。 その大競争の結果、品質安定と量の確保しての生産出荷に成功できたとした ら理想なのですが、不幸にして生産に手間取って時間が経過した場合には いざ出荷してみたら、すでに肝心の価格が下降気味になっていた というようなケースに陥ってしまうことは、とくに安定生産に時間のかかる 果物などの農産物販売の場合では、日常茶飯事のよくあるできごとといえる でしょう。 しかし、そんな全国各地での大競争時代にあって生産量が伸びているにもか かわらず、「入荷増だが単価高」で推移しているブドウ の品種があります。 それが、シャインマスカット。 このブドウ・・・全国のスーパーや外食・卸売市場などを対象にしておこな われる調査の「消費の伸び予想」部門において、3年連続の1位を誇るとい うブドウ品種なのです。 その人気の秘密は、 種なしで、糖度が高くなることに加えて、皮ごと食べられる ということ。この「シャキシャキとまるごと全部たべつくせる」ことが、な により消費者受けの良い理由のようです。 いまのところ ブドウに対する面積は6パーセント・収穫量は4パーセント であるというこのブドウ。各地で新規植え付けの進行とすでに植えられてい る園での成木化で、これから年々その生産量が増えていくなかで、どこまで 高価格が維持できるのだろうかと話題になってます。 つづく。 このブドウのなまえをはじめて見聞きしたとき・・・「えっ、シャイニ ング・ウイザード?」と思ってしまったプロレスファンは多いかも/笑。 「夢で終らせない農業起業」「里地里山複合大汚染」 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Jan 1, 2015 01:32:37 AM
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