テーマ:歴史を語ろうぜっ!!(184)
カテゴリ:日本史炸裂!!
日記文学の元祖!!土佐日記ですが。
トカゲの泉は紫・・・って覚えると。 土佐日記、蜻蛉日記、和泉式部日記、紫式部日記。 成立順に暗記ができたりして便利☆ 土佐日記クラスの有名な古典は冒頭まで暗記しちゃうといいかもしれませんね♪ 某私立大学の入試問題でこんな問題も見たことがあります。 男も○○○日記というものを女もしてみむとてするなり。 ○に当てはまる言葉を入れよ。 ってな感じの問題でしたが。 もちろん解答は「すなる」。 最初の「なる」が伝聞、文末の「なり」は断定。 短いひとつの文に2種類の「なり」が出てくるので、勉強になりやすいかも。 男が書くとか言う日記を、女である私も書いてみようかな? という書き出しで始まります。 ていうか・・・ 土佐日記の作者の紀貫之って女? 女でしたっけ? 男のはずですよね。 なんで、「女もしてみむとてするなり」なのかな? 紀貫之って・・・ ある意味カマか・・・ 女の振りをするには訳があったらしいですよね。 当時かな文字って男は使わなかった。 もっぱら漢字を使用した。 でも漢字ってのはやっぱり公的性質が強く。 感情を表現するには、かなには及ばない。 自分の感情をうまく表現するために。 かなを使いたい。 そのためには女の振りをするしかない!! というわけですが。 じゃあ、なぜ紀貫之はそこまでして自分の気持ちを表現したかったのか? 実は辛いことがあったみたいですね。 紀貫之は実の娘さんを亡くしていた・・・ その悲しみを表現するには、どうしても漢字ではダメだった。 それに加え、男が感情を日記などにさらけ出すのは恥だったみたいです。 こうして紀貫之は女の振りをしてまで、かなで日記を書いたってわけですね。 やっぱり同じ人間ですよね。 今から1100年前も今と同じように悩み苦しんでいるんですよね。 そう思うと少しは土佐日記も読みたくなるかなぁ? ならないか・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2005.10.25 06:49:14
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