カテゴリ:M【映画】 女優
デボラ・カーという人は、実はバレリーナだったのです。
あの伝説のプリマ、マーゴット・フォンティーンの所属していた世界最高の英国ロイヤル・バレエの前身、サドラーズ・ウェルズ・バレエに所属していました。 4年先輩がフォンティーンで、一時2人は同じバレエ団で踊っていたわけです。 後輩には、バレエ映画「赤い靴」などで有名なモイラ・シアラーがいました。 しかし、デボラ・カーは身長が170センチと当時のバレリーナとしては背が高すぎて、17才でバレエを断念して演劇の道に進みます。 オードリー・ヘップバーンもやはり英国のバレエ・スクールにいましたが、同じく170センチの身長のために映画へ転進しています。 私はバレエが好きで、以前はNHK BSのバレエ番組はほとんどテレビ録画をしていました。 マーゴット・フォンティーンのヌエレフとの共演の「ロミオとジュリエット」などのDVDも好きです。 昔のことですが、ロンドン・ヒースロー空港で搭乗前、免税ゾーンの本屋で本を選んでいた時のことです。 ふっと気がつくと、隣に豪華でつややかな黒テンのコートに、同じく黒テンの帽子の貴婦人が隣にいることに気づきました。 やはり本棚の本に視線を走らせている。 あまりに高貴な雰囲気に、思わず横顔を拝見した。 なんとデイム(男性のサーに当たる爵位)・マーゴ・フォウンテイン! バレリーナ特有の引き詰めの髪の気品ある横顔。 私がビックリしたのを察したデイム、ちょっと微笑んでくれた。 「あら!貴方、私をご存じなのね」・・・って感じ。 私は固まりながらも本を探す振りを続けたのですが。 しばらくしてフォンティーンは歩き去った。 バレリーナ特有のまるで体重を感じさせないような優雅な足取りで。 最高のバレリーナと袖ふれあえて、私の幸運な想い出です。 最近では、NYでABT(アメリカン・バレエ・シアター)の公演を観ました。 NYにはニューヨーク・バレエ団とABTという二大バレエ団がありますが、とくにABTは世界的な大スターをきら星のようにオール・スターで踊るので本当にすごい。 その中でも、私は前から好きだったジュリー・ケントがプリマとして踊るのを観てうっとり、翌日も、すでに買っていたミュージカルの切符をムダにしてまで、もう一度ジュリーを観に行きました。 ABTのバレエDVD「海賊」は、ジュリーがプリマで、ABTのビッグ・スターと共に踊っている素晴らしい作品です。 ジュリーはその他にもバレエを題材にした映画に出演しています。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2005.02.01 00:39:47
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