カテゴリ:A【芸術・美術】音楽以外
世界的なバレエ団、アメリカン・バレエ・シアター・ABT(AMERICAN BALLET THEATRE)が来日公演する。
3年前、NYにいた時、ABTのプリンシパル(最高位のダンサー)の一人、ジュリー・ケントが出演する日、観に行った。 ABTは、野球で言えばヤンキースや巨人のようなバレエ団で、世界中の大物を取り込んでゴージャスな舞台を演出する。 この時も、世界的なプリンシパルがそろい踏み。 本物のジュリー・ケントが舞台に出て来た時は、感激。 長い手足で他のダンサーとはちょっとちがう、優雅な印象を与える。 紅白歌合戦で言えば「トリ」で出てきて、プリンシパルの中でも格上のあつかい。 女性ダンサーとしては一番拍手が多かった。 男性は、ウラジーミル・マラーホフが一番人気。 観終わった後、翌日は、あるミュージカルを観る予定で、すでに切符も買ってあったのだが、翌日のABTの切符を買ってしまった。 おかげで、翌日の公演前に、ミュージカルの劇場前で、あまったミュージカルの切符を売ろうと立ってみたが(こういう事情の人は私と同じく劇場前で売ろうとして立っています)不発。 ジュリー・ケントを二日連続、観れることとなった。 ただ、彼女、ちょっとやせすぎてギスギスの印象あり。 今度の来日時では、もう少しふっくらした彼女を見たい。 (と言っても、このところ忙しくて、観に行けるかどうか、わからないのですが) 〓 〓 〓 〓 〓 〓 ABTのプリンシパル紹介欄から。 ■ ジュリー・ケント Julie Kent ABTのプリンシパル。アメリカのメリーランドでバレエをはじめる。 ABTの研修生時代にローザンヌ国際バレエコンクールでスカラシップ賞を受賞し、86年に入団。90年にソリスト、93年にプリンシパルに昇進した。 可憐でクールな魅力をもつ、ABT生え抜きのバレリーナ。 87年の『ダンサー』、2000年の『センターステージ』など映画にも出演。 プリンシパル兼バレエマスターのヴィクター・バービーと結婚している。 〓 〓 〓 〓 〓 〓 私は数年前、NHK BSでABTバレエ「海賊」の放映を観て、ジュリー・ケントの踊りの優美さと可憐な容姿に一目ぼれした、ミーハーなバレエ・ファンである。 その当時の若い、素顔の彼女、可憐さに加え、いかにもアメリカのお嬢さんらしい明るさがあった。 その番組では、公演前に、格段サーが自分の役柄を説明するテレビ用のインタビューがあるのだが、 「私は世界一の美女よ!!。 でも・・・、 それは私が言ってることじゃないの。 この作品の作者が設定した役柄の事よ!」 そういう風にいたずらっぽく語ると、 もう我慢が出来無くって、箸がころげてもおかしい・・・って風情で 自分で笑い転げながら画面の外に隠れました。 そんな彼女が、もう十年以上経ったかな?すっかり気品あるれるABTの女王になっていた。 〓 〓 〓 〓 〓 〓 バレリーナと言えば、伝説の人に会ったことがある。 昔のことだが、ロンドン・ヒースロー空港で搭乗前、免税ゾーンの本屋で本を選んでいた。 ふっと気がつくと、隣につややかな黒テンのコートに同じく黒テンの帽子の貴婦人が隣に。 やはり本棚の本に視線を走らせている。 あまりに高貴な雰囲気に、無礼だったが、横顔を拝見した。 なんとデイム(女性の爵位)・マーゴ・フォウンテイン! バレリーナ特有の引き詰めの髪。 私がビックリしたのを察したデイム、ちょっと微笑んでくれた。 「あら!貴方、私をご存じなのね」・・・って感じ。 私は固まりながらも本を探す振りを続けたが。 しばらくして彼女、歩き去った。 バレリーナ特有のまるで体重を感じさせないような足取りで。 バレエ史上に輝く絶世の美女と袖ふれあえて幸運でした。 私にとって、ジェニファー・ロペスなんてメじゃないぞ。 それに彼女、ロイヤル・バレーでデボラ・カーの同僚だった。 〓 〓 〓 〓 〓 〓 その後、マーゴ・フォウンテインとヌレイエフの「ロミオとジュリエット」のDVDを買いました。 ジュリー・ケントのビデオやDVDも、「海賊」を含めて、数本買いました。 NHK BSでテレビ録画したバレエ番組もたくさんある。 「白鳥の湖」や「クルミ割り人形」は各バレエ団のものが、数本ずつ。 観直してみよう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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