カテゴリ:E 【食物 飲み物】
■ボージョレ・ヌーヴォーなんて、飲むなっ! こういう記事がある ―――― ◇ ―――― フルーティーな味わい、輸入量は2割減 ボージョレ解禁 フランス産赤ワインの新酒「ボージョレ・ヌーボー」が20日午前零時、解禁された。 (中略) 今年のヌーボーは、ぶどうの収穫期の天候がよかったことから、「味はフルーティーで上々」(サントリー)という。ただ、消費の冷え込みもあり、輸入量は、前年を2割程度下回る見通しだ。 ―――― ◇ ―――― 「ボージョレ・ヌーヴォー」とは、フランス・ブルゴーニュ地方の南端に位置するボージョレ地区で、9月頃収穫したガメイ品種のぶどうを使いその年に出荷される新酒のことである またこういう記事もある ―――― ◇ ―――― フランスのワイン法でボージョレ・ヌーヴォーは11月の第3木曜日に解禁と決められており、それ以前にお客様に販売することはできません。 解禁日は全世界で同一日ですが、日本では時差の関係でヨーロッパより8時間近く早く飲めます。 ワイナリー出荷日は解禁日よりも一週間前になり、毎年決められます。 ―――― ◇ ―――― こういう記事もある ―――― ◇ ―――― フランスのボージョレ地区で、ガメイ品種というぶどうを原料にしてマセラシオン・カルボニック製法という醸造技術でつくられています。 伝統的なマセラシオン・カルボニック製法は、密閉ステンレスタンクに収穫した黒ぶどうを破砕せずに詰め数日間置いてから、発酵途中のブドウを圧搾機に掛けて、液発酵でアルコール発酵の続きを行う方法です。 フルーティで若いうちに新酒を楽しむことができます。 ―――― ◇ ―――― ここからが私の言いたいことなのだが 今年のボージョレ・ヌーヴォーは、11月20日(木)が解禁日となった それで日本では大騒ぎである なんでも、フランス以外でボージョレ・ヌーヴォーがこれほど消費されるのは日本だけらしい なんともバカらしい風潮である!! (ここから私の怒りがはじまるのである) (笑) ―――― ◇ ―――― だいたい、ボージョレ・ヌーヴォーなんて、毎日、ワインを飲んでいるフランス人だからこそ意味のあることである ・その年のワインの作柄を知るため ・目先の新しさを求めるため ・日本で言えば江戸時代の「初鰹(はつがつお)」 みたいなもの つまり、見栄っぱりの「初物買い」なのである 縁起物と言ってもいい 「目には青葉山ほととぎす初鰹」と江戸中期の俳人山口素堂の句に詠まれている ワインなんて、ほんの最近になって飲み出しただけの日本人が、海の向こうの、「フランスの初物」を大金を出して飲んでどうする? こんなの、フランス人の風習なのだ 飲むんなら、国産の甲府ワインか、十勝ワインを飲んでやれっ! だいたい、フランス人が、五月にカツオを食べるか!? それにボージョレ・ヌーヴォーなんて、大してうまいものでもない ちょっとフルーティーなだけで、言いかえれば酸っぱいワインである ヴィンテージものの、深い、コクのあるうまさとは、まったく趣をことにする 街頭でのテレビ局のインタヴィューに答えて、女性達が「おいしい!」なんて言ってるが、ワインだって、ろくにわかっていないくせに、なにが「おいしい」だっ!? 江戸っ子の初鰹みたいに、「女房を質に入れても・・・」という、立派な覚悟があればいい (なお、女房を質草にとってくれる質屋さんを知っている人は、ぜひ私に知らせて欲しい!) (あ そういうことではなかった・・・) そんな覚悟も無いのなら、なんにもならないボージョレ・ヌーヴォーなんか高い金を出して飲むな! 今年は、ボトル、3000円だそうである この円高なのに、昨年より500円高だそうである 3000円あれば、越乃寒梅でも買ってやれっ! ―――― ◇ ―――― >解禁日は全世界で同一日ですが、日本では時差の関係でヨーロッパより8時間近く早く飲めます。 私がロンドン支店にいた頃、食料部がボージョレ・ヌーヴォーを仕入れて日本に送ることになった その発送前に社内で、ボージョレ・ヌーヴォー・パーティーを開いたことがある 日本では欧州より一足先(と言っても時差分だけだが)にボージョレ・ヌーヴォーを飲めることになるが、このパーティーは、日本への発送以前だから、さらにそれより早くのめるということになった 私も、おかげでボージョレ・ヌーヴォーをガブガブ飲んだ しかし不味いワインだから!!(まだ言ってる)、日本のみなさんには飲んで欲しくない (勝手かな?) さて、今夜は、また寒そう 越乃寒梅をボトルキープしている行きつけの飲み屋に行くとするか お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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