カテゴリ:🔴 D 【防衛と安全保障】 改憲・沖縄
第二次朝鮮戦争? その2 第二次朝鮮戦争の可能性、特に最悪のシナリオについて二日間書いた 私の予想など幼稚なものだが、実際にそういう事態になれば何が起こるかわからない 展開は北朝鮮軍の戦意と周辺各国の軍事行動の幅次第である 日本はどう対応すべきか? なにしろ平和憲法があるから他国の動乱に派兵することは、正式には出来ないはずであるが、北朝鮮は核ミサイルの保有国であるというところが特殊条件である 平和主義者さん達からすれば、日本は専守防衛で固まっていればいいと言うことだろうが、北朝鮮が暴発して核ミサイルが日本に飛来する可能性を否定できない以上、それを防ぐ手だてを考えないと亡国の危機である 「青年の主張」的な思考の社民党なら、例えば 「世界に誇る~ 平和憲法を持つ~ 日本が~ 平和的友好的な~ 態度をこちら側から率先して見せれば~ 周辺の~ どんな国でも~ むやみに日本を~ 侵略する事など~ 考えられないから~」 などとノーテンキなコメントを出すかも知れないが (笑) 朝生などの討論番組で彼等が「一体 どこの国が日本へ攻めてくるというんですか? ありえないでしょう?」と言い立てているシーンを何度も見ている しかし、最悪のシナリオでは、通常の、常識的な展開にはならない 戦時の人間の心理は狂気である 戦争を知らない平和時代の人達が後講釈で、戦争時の諸行為を批判するのはあまり意味をなさない 特に追いつめられてやるかやられるかという恐怖に駆られ窮鼠のようになった者の犯す残虐行為は、ほとんど純粋に強烈な生存本能だから、これを押しとどめることなど困難である ヴィエトナム戦争の最中にサイゴンにいて、戦闘行為の末端に触れた者の一人として実感としてそう思う ―――― ◇ ―――― 聞けば、日本に照準を向けているという北朝鮮のミサイル基地は固い岩盤の地中深くにあり、その正確な所在は不明だという 果たしてそのミサイル群に核がすでに核が搭載されているのか否か?は不明である 不明であるが、北朝鮮が核を保持している以上、その可能性を考えておかないといけないだろう 核は極めて重量のあるもので、現在の北朝鮮のミサイルに搭載可能か?も不明である 核の軽量化と、ミサイルの推力の強化、その両方を北朝鮮は急いでいるであろうが、現時点ではどうなのだろうか? 現時点ではともかく、後数年すれば、この両方が可能になる可能性が高い この点が、日本の安全保障にとって極めて重要なポイントである ―――― ◇ ―――― 北朝鮮のミサイル発射という状況になれば、米軍が地下ミサイル基地をミサイル攻撃しようとするだろう 在韓米軍もこのミサイルの標的になる可能性があるから、自衛行為であるのだから躊躇はしないだろう 単に日本だけをミサイル攻撃から守ろうという意図ではない ただし、この地下ミサイル基地攻撃には難問がある 地下ミサイル基地の所在地の確定が可能なのか? 固い岩盤の地中深くにあるとされるミサイル基地をどうやって破壊できるのか? さらには、どうやって、そのすべてを破壊できるのか? 私は不可能では無いかと思うのだが 恐らく多数あるであろう地下ミサイル基地のうちのひとつでも、破壊に失敗すればミサイルは発射される それが果たして ○ 核ミサイルなのか? ○ 照準は在韓米軍なのか 日本の大都市なのか それとも中国なのか だれも事前に、発射以前に、わかりはしないだろう 最終的には米国の極東軍が 核ミサイルで北朝鮮の地かミサイル基地を叩くことになるだろう それは左派の人達が忌み嫌う米軍の極東艦隊の ○ ミサイル巡洋艦 ○ ミサイル原潜 から発射されるだろう 同時に在韓および在日米軍空軍基地や原子力空母からの爆撃機が激しい空爆をくり返すだろう それではたして核ミサイル発射が阻止可能か? ―――― ◇ ―――― 米軍の沖縄基地は日米安保の要であり、同時に米国の極東戦略、および世界戦略の要である 有事の際には ○ 日本 ○ 韓国 ○ 北朝鮮 ○ 中国沿岸部 ○ ロシア沿岸部 ○ 台湾 ○ フィリピン ○ ヴィエトナム あたりまでの空軍の即時軍事行動を等距離でカバー可能である 私は米国の兵士が日本のために血を流すだろうか?という疑問を持っていると書いたが、よく考えてみたらそれは間違っていた 北朝鮮の暴発に限って言えば、それは韓国に駐留する在韓米軍にとって直接の脅威であるから、単に日本のためでは無く、自衛のために闘うだろう また、日本の在日米軍基地に対するどの国からの攻撃のケースも同様である こう考えると、現状、韓国と日本は、それぞれの駐留米軍と共に軍事的には一蓮托生、シャム双生児のようになっていると言える お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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