カテゴリ:F【外国】での想い出
「サーチナ」という中国関連のニュース・サイトがあるが、そこに、ある中国のブログが紹介されている
◆ 【中国ブログ】不思議の国ニッポン…来なけりゃ分からぬことばかり その記事に、私のコメントを添えてみた ―――― サーチナの記事 ―――― 隠姓埋名」さんはこのほど、中国のブログサイト新浪博客に「あなたが知らない日本」との題で、中国人から見て不思議に思える日本のさまざまな点を列記した。各行を「日本に来てみて初めて知った」で始め、日本の特徴を挙げた。「隠姓埋名」さんは経歴や居住地を明らかにしていないが、来日経験があるなどで、日本に詳しい中国人と考えられる。 冒頭の部分では「日本は不思議な国だ。われわれに理解できないことも多い。われわれの文化とは大いに異なる」との見方を示した。 隠姓埋名」さんは“不思議の国ニッポン”の特徴として、以下の点などを指摘した。 ◆ (日本では)寒い季節でも、飲食店は氷水を出す ― (alex99注) 私も気がつかなかったが、そう言えばそうである 私は商社マンだったので、世界数十ヶ国を歴訪したが、こういうのは日本だけかも知れない 昔、パリで、女友達というか、なんというか、仲のいい(笑)女性がいたが、彼女と散歩していて、カフェに入ったら、彼女がミネラルウォーターを注文したのに驚いた経験がある 当時は、ミネラルウォーター自体に、まだそれほど「なじみ」がなかったせいもあるが、「水を買う」「カフェでメニューから水を注文する」ということに少々驚いた 不覚にも(笑)「粋だな・・・」とまで思ってしまったのである(笑) 予断だが、以前、韓国の女性とレストランだとかに入った ウェイトレスが氷の入った水を持ってきて「飲み物は何になさいます?」とわれわれに尋ねたら、この女性が「飲み物はもう来ているのに、なぜまた、注文をとるのか?」と疑問を呈していたが、この氷水は、日本では、まだ「飲み物」になっていないのだ(笑) そのパリの彼女との散歩の続きで、またカフェに入ったら、今度は彼女がペルノーという、薬臭い酒を注文して、それにミネラルウォーターを注いで、ペルノーが水に反応して白く混濁したのを覚えている ペルノー(PERNOD)」と言う酒は、 スターアニス(八角)を主体に、多種類のハーブが配合されたリキュールで、あの「アブサン」を弱くした酒と思っていい アブサンは、ニガヨモギを主体とした薬草系リキュールで、その正統的なものは今、非合法とされている というのも、世紀末にはこの酒を飲むのが、芸術家や芸術家気取り達の間で大流行して、中毒者を大量に出してしまったからである このオリジナル・アブサンは、猛烈にアルコール度数が高いだけでなく、原料の成分のため、幻覚作用もあったらしい 元は薬草だったから臭いし苦い あのベルレーヌやランボーも、このオリジナル・アブサンを煽っては同性愛にふけったりしていたのである あ、これは余計か(笑) ゴッホが自ら耳を切り落としたのも、アブサンのせいだという説がある ゴーギャンとは同性愛で、愛の破局をはかなんで耳を切ったのではないか?というのは、私の邪推である 私も、学生の頃は、この悪魔の酒(笑)を、ちょっと試してみたくて、新宿のマンモス・トリスバー(当時の出会い系の場所)で、無毒化された(笑)緑色の合法アブサンを煽ったのだが、効果も無かったが、やはり副作用もなかった(笑) このパリの女性は、カフェで薬臭いが清涼感溢れるペルノーをすすりながら、彼女の夫のこと(マフィアだったと告白)(笑)、(そう言えばイタリア系の姓である)夫と共にユーヨークで2年間暮らしたことなどを私に話すのだが、余り真剣に聞くとまずい話にどんどんなって行くので、あまり聞いていない振りをしていると「貴方は私の話を全然聞いていない」と彼女は怒っていたが、男は女性の話をまとも聞かないのが礼儀なのだが(笑) 閑話休題 同じ、ニガヨモギ系の酒に、ギリシャのウーゾがある ウーゾと言えば思い出すのは、中東での経験である 私は、長年、中東のプラントビジネスに携わったが、中東はほぼ禁酒国である 中でも、最も戒律の厳しいサウディアラビアでは、絶対的な禁酒である ちょっと長くなったので中断するが、今日中に続きを書く事にする(多分) では、続きを 中東では、イスラムの戒律から、一般的に禁酒である 特に、サウジはイスラムの中でも一番戒律の厳しいワハビ宗で、絶対禁酒の国である UAEなどでは、まだ、滞在許可を持つ外国人は、月単位で酒の配給を受けることが出来るし、ホテルの中なら酒も飲めるが、サウジでは、絶対禁酒である 酒を飲んでも、酒を携帯していても、即時監獄行きである しかし、そのサウジの前国王はアル中だと言われていた(笑) アル中で肝臓を壊し、よくスイスに治療に行っていた 何しろ、この国の金持ち連中は、自宅に超豪華なキャビネット式のホームバーを持っていると言われている 私がサウジに長期出張していた時は、それでも、時々は、酒を飲んでいた もちろん、おおっぴらには飲めないが、宿舎で、夜中に、そっと密輸のウイスキーを持ち出して、駐在員仲間で、チビチビのものである その深夜の宴(笑)の最中に、訪問者がベルを押したりする 全員、飛び上がって驚くのだが(警察の手入れかと思って)(笑)、その訪問者は、使用人の友達だったり・・・ この密輸のウイスキーは、所長が、秘密の密輸ルートから手に入れてくる そのルートの元締めは、ある王子だそうである 月の沙漠を(笑)大型トラックにウイスキーを満載して密輸入してくるそうである この国は、どこまでも、欺瞞の国である 今にクーデターで、王族の政権がひっくり返るだろう ウイスキーを飲めば、空ビンが残る これを知られると危険である そこで、これを、処分しなければならない 慣例として、所長が夜中にトイレで空ビンをハンマーで砕いて、粉上にして、夜中に、車で、砂漠に捨てに行く それが、ウイスキー鎮魂の儀式である(笑) このウイスキーは、なぜか、決まって、ジョニーウォーカーの赤ラベルであった そのジョニ赤が1ダース、梱包されて搬入される 一度、その中に、間違ってだと思われるが、ギリシャのウーゾが混入していた 薬臭いし、苦くてまずいのでだれものまない 仕方ないので、私が、パリの彼女のペルノーを偲びながら(笑)ウーゾを飲んだのである どうも、話が、OBしてしまったので、この続きは、また明日 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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