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以下は個人的なメモ
―――― USBメモリ 一般的なUSBメモリの内部 USBコネクタ USBコントローラ テストポイント フラッシュメモリチップ 水晶振動子 発光ダイオード(アクセスランプ) ライトプロテクトスイッチ 二つ目のフラッシュメモリチップ(この写真では未実装) USBメモリ(ユーエスビーメモリ、英語: USB flash drive)とは、Universal Serial Bus (USB) を用いてコンピュータに接続してデータの読み書きを行う補助記憶装置のうち、記録媒体に半導体メモリを用いて単体で動作するものである。典型的な製品の大きさは、長さ数センチメートル、幅と厚さはUSB A端子より若干大きい程度である。本項では、メモリ本体から直接USB A端子が出ており、ケーブルを介さずにパソコンに接続できる製品について述べる[1]。 さまざまな USB メモリ 寿司型 USB メモリ USB規格には、USB Mass Storage Class(USBマスストレージクラス)という補助記憶装置を接続するための仕様があり、このクラスに対応した機器及びオペレーティングシステム (OS) であれば、特別なドライバを改めてインストールすることなく、装置をUSBコネクタに接続することで直ちに補助記憶装置として認識することができる。この仕組みを用いたのが、USBメモリである。 データの記録にはフラッシュメモリが使われており、記憶容量は2009年現在、数MBから最大256GB[2]までさまざまである。 フロッピーディスクやMO、CD、DVDの様に専用のドライブ装置を必要としないため利便性が高い、モーター回転部などの駆動部がないため衝撃に強い、小型で可搬性に優れる、という特徴を持つ。 2004年前後から急激にシェアを伸ばし、SDメモリーカードとともに持ち歩ける大容量フラッシュメモリの主力として用いられている。補助記憶装置としての機能面で製品の差別化を図ることが難しいため、データの読み書き速度を向上させた製品や、セキュリティ確保のために指紋認証機能を備えた製品、デザインに趣向を凝らした製品が登場している。近年では食品やキャラクターなどをかたどったデザインのUSBメモリが数多く登場し、話題になることも少なくない。またUSB端子を保護するためのキャップが付いている製品も多いが、近年ではキャップの代わりにUSB端子をスライドさせるキャップレスタイプも登場している。 パソコンのデザインや、その設置場所・設置方法によっては手を伸ばしやすい位置にUSBポートを装備していないこともあるため、使いやすさを確保するために延長ケーブルが付属する場合もある。 メモリ容量 [編集] 2000年 : 16MB、32MB、64MB、128MB 2002年 : 256MB 2003年 : 512MB 2004年 : 1GB 2005年 : 2GB、4GB 2006年 : 8GB 2007年 : 16GB 2008年 : 32GB、64GB 2009年 : 128GB、256GB 対応環境 [編集] USB Mass Storage Classが実装された OS は多く普及し、インストール台数ベースでは対応したOSが多くなった。Windowsシリーズでは、Windows MeやWindows 2000以降で標準で対応する。Windows 98では単体で対応していないが、USBメモリを製造するメーカーが提供する専用のドライバをインストールすることによって使用可能な場合もある。 一方でWindows 95ではUSBを扱えるOSR2以降のバージョンであっても、Windows 98と違い、専用ドライバが用意されることはまず無かった。USBをサポートしない初期バージョンを含むWindows 95や、Windows NT、もしくはUSBインターフェースを持たないPDA等の環境においてUSBメモリにアクセスするには、ネットワーク共有を介す方法や、かつて挑戦者から発売されていたUSBマスストレージデバイスをコンパクトフラッシュとして変換するアダプタ[3]を使ってPCカードATAデバイスとして認識させる方法があった。またアイ・オー・データ機器では一部の同社製USBインターフェースについて特殊なSCSIドライバを用意していた時期があり、Windows 95やNT4.0からでも一部のUSBマスストレージ機器(ただし同社製のみ)を扱えるようにしていた[4]。 Macintoshでは、Mac OS 8.6でアップルが提供しているUSB Mass Storage Support 1.3.5 をインストールすることで利用可能となり、Mac OS 9以降で標準で利用可能である。 LinuxやUNIX(例 : FreeBSD、Solarisほか)の最近の版でも対応し、USBメモリをブロックデバイスとして用いる事が出来る。 多くのOSでサポートされ簡便に使えることや、USB 2.0環境の普及、近年のフラッシュメモリの大容量化、低価格化に伴い、データを持ち運ぶ補助記憶装置としてフロッピーディスクを代替して広く普及した。また、多くのOSや機器ではFATファイルシステムをサポートしており、異なるOSや機種の間でデータの交換が可能である。ゲーム機のPlayStation 3も画像・音声・動画ファイルの再生やコピーに対応するほか、Xbox 360においてもセーブデータ記録領域として利用が可能である。USB端子を備えたミニコンポやAVアンプなどの音響機器、カーオーディオやカーナビゲーションシステム、DVDプレイヤーやデジタルフォトフレーム等でもUSBメモリ内のファイルを再生可能なものがある。 用途 [編集] 2004年前後から急激に普及をみせ、SDメモリーカードとともに持ち歩ける大容量フラッシュメモリの主力として用いられている。データを保存する用途に加えて下記のような使われ方がある。 OSのブートデバイス HDDの代わりにUSBメモリを起動ディスクとして、そこにOSをインストールして用いる方法である。PCのBIOSがUSBブートに対応している場合にこの方法を使える。UNIXやLinux等はUSBにOSをインストールすることができる。 Windowsは公式にはUSBへのインストールをサポートしていないが、サードパーティーの提供するソフトウェア[5]を使用することで、WindowsがインストールされたパソコンのOSをUSBメモリにコピーしたり、Windows XPやWindows VistaのインストールディスクからUSBメモリにOSをインストールし、そこからブートできるようになる。ただしこの場合使用が可能なのはインストールしたパソコンのみで[6]、他のPCに挿しても起動できない。 アプリケーションのインストール OpenOffice.org Portable(オフィス)、Firefox Portable(ブラウザ)などのアプリケーションをUSBメモリにインストールし、HDDに影響を及ぼすことなく実行できる。 ライブファイルシステムのインストール KNOPPIXなどのライブファイルシステムをUSBメモリにインストールして使用する。 パソコンのハードディスクに変更を加えずに、オペレーティングシステムを起動できるライブファイルシステムの特徴に加え、書き込み可能な点を活かして個人情報・環境・データを記憶しておくことで、どのPCにおいても、その環境に影響を与えることなく、自分の使い慣れた利用環境で作業することができる。 ソフトウェアの頒布媒体 商用アプリケーションを頒布する媒体として、CD等の光学ディスクではなくUSBメモリを用いる。 光学ドライブを搭載しないネットブックなどが普及したことで、アプリケーションソフトウェアを販売する媒体として用いられる様になった。2006年頃には既にこの頒布方法が始まっており[7]、ソースネクストが2008年9月からUSBメモリにソフトウェアを収録して販売する「Uメモ」シリーズを発売して以降、普及を見せている。光学ドライブが不要なほか、光学ディスクを媒体とするのに較べて店頭の陳列スペースを取らない、USBメモリの空き容量をユーザーが活用できる、ダウンロード販売と比較してネット環境が制約されるユーザーにも提供できる特長がある。反面、光学ディスクやダウンロード販売に比べてコストは高くなる。 キャッシュメモリ USB2.0以降のインターフェースを持つ高速USBメモリの記憶領域をHDDに対するキャッシュメモリとして使用し、HDDのデータの一部をUSBメモリに格納してHDDアクセスを高速化することが可能である。ReadyBoost機能を搭載したWindows Vista以後のOSで、所定の転送速度よりも高いパフォーマンスを発揮できると判定されると使用できる。また、ReadyBoostを搭載していないOSでも同様の機能を付与するサードパーティー製ソフトも発売されている。 ドングル ソフトウェアのアクティベーションの手段として用いられるドングルと呼ばれるデバイスの代わりにUSBメモリを用いる。アクティベーションに必要な情報を保存しておいたり、USBメモリのID情報(製品型番、製造番号など)をアクティベーション情報に用いる。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2017.07.12 14:09:31
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