カテゴリ:E【東欧】および 東欧での想い出
モモンガさんが石川達夫「プラハ歴史散策」について記事を書いていて
以下は、それに入れた私のコメント マイナーチェンジあり ―――― ◇ ―――― 先頃の欧州旅行でワルシャワと共にプラハも訪問してきました プラハには,昔、業務で(PTTとの電話網プロジェクトの交渉で) 一ヶ月ほど滞在していたことがあります 20年ほど前で、まだ、ベルリンの壁崩壊以前のことです 共産圏での滞在は いろいろストレスがかかる事がありますが 一番楽だったのはワルシャワ 国民全体が共産党政権に対して反抗的で 政権の批判悪口はみんなの趣味(笑) それに比べて,他の共産圏諸国では 秘密警察の締め付けがきつくて 国民がみな萎縮していて それがこちらにも伝わる ---- 言語の話になると チェコ語は 隣国ポーランドのポーランド語およびスロバキア語と共に 西スラブ語グループに属して ポーランド語とは、60%ぐらいの互換性があります ただ、チェコ語は長年、使用を禁止されていた時代があって その間に、語学的変化が止まったので ポーランド語がラテン語の影響を受けてやや西欧化したのに比べて スラブ祖語の形態を、より多く残しています 例えば 犬は ・ ポーランド語 PIES ピエス ・ チェコ語 PIS ピス ポーランド語は、「E」を入れて響きを柔らかくしていますが チェコ語の方がプリミティヴな形を残し ゴツゴツした語感があります その頃 ホテルで英語で会話をしたら 従業員が私に対して 「ドイツ語を話せないのか?」と あたかも、ドイツ語の方が優位であるかのごとき 優越意識で接してきたので驚いた記憶があります チェコに対するドイツ語世界の歴史を感じると共に チェコは、いまだにドイツへの属国意識が抜けないな~と 思った記憶があります 今の時代、ホテルと空港では、こでも、英語でしょう 共産主義のソヴィエトの衛星国は こう言う古い意識のまま、世界から取り残されていたんですね ---- 私は,ポーランドにも滞在経験があるので チェコとポーランドとの、二国の ・ 国民性 ・ 歴史 ・ 言語 に、興味があります 隣国ポーランド人は 国民性として反抗心が強く 支配者ドイツ・ロシアに反抗的で ベルリンの壁崩壊の遠因を作った事が知られて居ますが 隣国のチェコ人は面従背反民族で(笑) (日本大使館員もそう言っていました) ポーランド人がワルシャワ蜂起などで 神風的精神で徹底的にナチスに反抗したのに比べ チェコは反抗せず そのため、 ワルシャワはドイツの徹底的な空爆で灰燼に帰したが チェコのプラハはまるまま 街ごと残りました(笑) ただ、ワルシャワもプラハと共に世界遺産となって居ます 再訪したプラハは 欧州でも唯一、中世の街並みを残した大都市として 大人気となり、観光客が溢れ非常に混雑して なんだか汚れて世俗的になって居ました 昔の共産主義時代の閑散とした しかし中世そのままのたたずまいのプラハの街が懐かしかった お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2021.05.28 11:08:41
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