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モルガン・スタンレーが選ぶ「経済危機に負けない16銘柄」
ZUU Online 急激なドル高、新興市場の景気減速、相次ぐ株価の暴騰と暴落——。投資家にとって先行きの見えにくい状況が続いている中、今年の国際経済成長は2009年以来最も不安定だといわれている。 CNNマネーなどが実施したアンケートでは、3分の1の投資家が「新たな金融危機の可能性を懸念している」と回答した。 こうした不透明で一触即発的な経済市場の影響を受けにくい16銘柄を、米モルガン・スタンレーが発表した。すべて「経済成長速度が予想を下回る場合でも、負け株にはならない」とお墨付きの有望株だ。 ■1.GoogleYTD(1年前との比較)+28%<NASDQ:GOOGL> 世界最大の検索エンジンGoogleおよび動画サイトYouTubeを運営。その莫大な広告収入力でモルガン・スタンレーに「オンラインと世界の最高峰」といわしめるデジタル業界の“真の勝者”。 ■2.FacebookYTD+21%<NASDAQ:FB> 世界最大のソーシャルネットワーク。スタンレーは「将来的に高騰する可能性をふんだんに秘めている」と高く評価。無料動画共有サイトInstagramとスマホ向けインスタントメッセンジャーアプリケーションWhatsAppも注目株だ。 ■3.Salesforce.comYTD+27%<NYSE:CRM> 米クーポンサイトRetailMeNotが運営するクラウドコンピューティングを利用したマーケット・リサーチサービス。モルガン・スタンレーは「今後数年にわたり巨額のキャッシュを生み出す」と太鼓判。 ■4.アンダー・アーマーYTD+43%<NYSE:UA> 米スポーツウェアメーカー。スポーツとファッションを統合させた革命的な商品ラインで国際的に人気に火がつき、今年に入って株価が44%急上昇という驚異的な伸びをみせている。モルガン・スタンレーは「今後数年で売上げが20%増加しさらに勢いがつく」と予想している。 ■5.スターバックスYTD+43%<NASDAQ:SBUX> 世界60カ国で事業展開する米コーヒーチェーン店。ポイント制度やスマートフォンから注文できるアプリを提供するなど、常に同業者の一歩先をゆくサービスで国内、国外ともに売上げ急上昇中だ。飲食産業が生み出す「高マージン」は投資家にとって大きな魅力だろう。 ■6.AppleYTD-0.15%<NASDAQ:AAPL> 米国では大人気のApple株。Appleの特徴である“プレミア価格”と“リピート客”に加え、中国での売上げ増加がプラスとなり「次の成長段階に突入する」とスタンレーは見ている。またウェアラブル端末の発売や自動車産業への参入など、新開地の開拓にも期待がもてる。 ■7.アバゴ・テクノロジーYTD+17%<NASDAQ:AVGO> iPhoneなどのチップを供給している世界最大手の米独立半導体会社。今年5月に米同業者ブロードコムを370億ドル(約4兆4189億円)で買収し、「スマートフォン産業では絶大な市場シェアを誇る」スタンレーお気に入りの堅実株だ。 ■8.モンスタービバレッジYTD+19%<NASDAQ:MNST> 米コカ・コーラが一部出資する飲料会社。看板商品である「モンスター・エナジー」が世界中で大ヒットを飛ばし、ここ数年で株価は36%増加。スタンレーは「コカ・コーラとの連携プレーによって国際的な伸びを見せるだろう」と、さらなる成長を期待している。 ■9.チポトレYTD+5%<NYSE:CMG> 米国に1000店舗をもつメキシカン・グリル・ファストフード・チェーン。質の高い料理と手頃な価格をウリに、マクドナルドなど従来のファストフードをはるかに凌ぐ勢いで急成長中だ。アナリストは「国内の事業拡大は勿論、海外進出も期待できる」と予想。 ■10.アメリカン・タワーYTD-6%<NYSE:AMT> 米通信設備会社。若干派手さに欠けるジャンルではあるが、「電波塔」は巨大化したスマートフォン産業には必須の存在である。それゆえに更なる需要の高まりが期待され、「今後数年間は常に成長しつづける」と見込まれている。 ■11.アレクシオン・ファーマシューティカルズYTD-17%<NASDAQ:ALXN> 米バイオ医薬開発会社。低ホスファターゼ症治療薬がほかの難病の治療にも使用可能との承認を受ければ、10億ドル(約1194億2850万円)の収益が期待できる。また今後数カ月以内に2種類の新薬の発売が予定されている。 ■12.セルジーンYTD+2%<NASDAQ:CELG> モルガン・スタンレーが選ぶ「経済危機に負けない16銘柄」(写真=Thinkstock/Getty Images) ((ZUU online)) © (ZUU online) モルガン・スタンレーが選ぶ「経済危機に負けない16銘柄」(写真… 主に癌の治療薬開発を行っている米バイオ医薬会社。ここ数カ月高騰から暴落の一路をたどったバイオテク株だが、多発性骨髄腫治療薬「レブラミド」の好調な売上げは、今後も継続するとの見通しだ。 ■13.テスラ・モーターズYTD−2%<NASDAQ:TSLA> スタンレー自動車産業アナリスト、アダム・ジョナス氏が心酔している米電気自動車メーカー。「テスラの“ロボットカー”が自動車産業の未来だ」と信じてやまないジョナス氏は、テスラ株が来年には2倍以上(465ドル/約5万5534円)まで上昇するという。 ■14.LinkedInYTD−15%<NYSE:LNKD> 世界最大規模のビジネス専用ソーシャル・ネットワーキング・サイト。全世界で3億人以上のユーザーが重要な情報源として利用している。「素晴らしい可能性を秘めたビジネス広告版Facebook」とスタンリーが称える有望株だ。 ■15.エドワーズライフサイエンスYTD−13%<NYSE:EW> 人工心臓弁を主な専門分野とする米医療機器メーカー。今後10年間で大動脈弁の需要がさらに高まると見ているモルガン・スタンレーは「エドワーズが勝者になるのは確実だ」と太鼓判を押している。 ■16.コールバーグ・クラビス・ロバーツ(KKR)YTD−24%<NYSE:KKR> 運営累計が599億ドル(約7兆1179億円)を超える世界有数のプライベート・エクイティ・ファーム。スタンレーは「先々に盛り返すチャンスが待ち受けている」と、今年に入ってからの株価の落ち込みを一過性のものだと見ている。(ZUUonline編集部) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2015.10.21 06:13:48
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