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2017.04.25
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カテゴリ:A 【米国】
【入門・日米戦争どっちが悪い(その10)完】
共産中国も北朝鮮も米国が作った ヤルタでスターリンに献上
 米国は第二次世界大戦を「民主主義対ファシズムの戦い」と位置付け、わが国の学校教育でもそう教えていますが、連合国のソ連に民主主義などなく、自由と人権を抑圧し、自国民を大量に粛清する赤い全体主義国家でした。
 第二次大戦の勝者はソ連だけ
第二次大戦でソ連は、バルト三国を併合し、フィンランド、チェコスロバキア、ルーマニアの一部を奪い、ポーランドの国全体を西に押し出して自国の領土を広げました。そして、わが国の南樺太、千島列島を奪い、終戦後に北方領土を不法占拠しました。
 米国は大西洋憲章(1941年8月)やカイロ宣言(1943年11月)で領土を拡張しないと言っておきながら、ソ連には許しました。
この戦争で領土を広げたのはソ連だけでした。
 大戦中、ソ連軍が東欧からドイツ軍を追い払うと、戦後処理が問題となり、1945年2月にソ連南西部・クリミヤ半島のヤルタで米大統領フランクリン・ルーズベルト、英首相ウィンストン・チャーチル、ソ連首相ヨシフ・スターリンが話し合いました(ヤルタ会談)
 ここで行われたヤルタ合意(正式な協定ではなくコミュニケと議事録議定書)で「国民の中のあらゆる民主主義分子を広範に代表し、かつ、自由選挙を通じ国民の意思に責任を負う政府を、できるだけ早急に樹立する」と約束し合いました。
 ところがソ連は、早くもヤルタ会談翌月にルーマニア国王を恫喝して親ソ政権をつくったのを手始めに、戦後にかけてアルバニア、ユーゴスラビア、ハンガリー、ブルガリア、ポーランド、チェコスロバキア、東ドイツと、次々に強引に共産主義政権を樹立しました。
 日米開戦当初からソ連に対日参戦を求めていた米国はヤルタで、わが国や中国国民政府に無断でソ連とヤルタ秘密協定(ヤルタ密約)を結び、南樺太を返還し、千島列島を引き渡すことを条件に、ソ連がドイツ降伏後、2カ月または3カ月後に対日参戦することを取り決めました。また、わが国が持っていた大連、旅順、南満州鉄道の権益をソ連に与えました。
 満州や朝鮮北部、南樺太、千島列島、北方領土への侵攻はこの密約を根拠に行われました。米国は共犯なのです。
 わが国の降伏文書調印式が行われた9月2日、スターリンは国内向けメッセージで「1904年の日露戦争で日本は南樺太を奪い、千島列島に地歩を固めた」「わが国民は日本が粉砕され、(日露戦争敗北という)汚点が一掃される日を待っていた」などと述べました。
 しかし、千島列島は日露戦争の前の1875(明治8)年の樺太・千島交換条約で平和的にわが国の領土になっていて、戦争とは全く関係ありません。そして、その「千島列島」は得撫(うるっぷ)島以北の島々と定められ、北方四島は含まれません。
 ソ連軍もそのことを分かっていて、日本軍の武装解除のため千島列島を南下してきたソ連艦が得撫島沖で「ここから先は米軍の担当だから」と引き返し、米軍がいないことが分かると樺太からの別の部隊が北方四島を占拠しました。
 南樺太は日露戦争の結果、わが国の領土になりましたが、ポーツマス条約という講和条約に基づいています。その条約はルーズベルトの親類の米大統領セオドア・ルーズベルトが仲介して結ばれたことを、ルーズベルトは忘れていたのでしょうか。
ソ連が侵攻した朝鮮北部には共産主義の北朝鮮が建国されました。
 終戦後、中国で国民政府と共産党が争い始めると、米大統領ハリー・トルーマンの特使として共産主義に甘い元陸軍参謀総長のジョージ・マーシャルが派遣されました。マーシャルは今までさんざん肩入れしてきた国民政府を支援しませんでした。
 ソ連は国民政府に対し、中国共産党を支援しないと約束しましたが、それを破り、満州でわが国から得た武器などを共産党軍に引き渡しました。
 中国共産党は支那事変の間、わが国との戦闘から逃げ回っていただけなのに、米国のおかげで中華人民共和国を建国できました。
米国はヤルタでソ連と不明朗な約束をし、それすらソ連に破られ、北方領土や千島列島、南樺太、朝鮮北部、満州、中国、東欧を共産主義者に引き渡したのです。そして、全体主義の人権抑圧国家が世界に広がりました。
 全てささげたルーズベルト
 ルーズベルトはどんな状況でヤルタ会談に臨んだのでしょうか。
 米英ソ3首脳の初会談である1943年11月のテヘラン会談を前にルーズベルトは、元駐ソ大使のウィリアム・ブリットにこう述べました。
 「私が見返りを求めずに、スターリンに渡すことのできるものを全て渡せば、彼はどこも併合しようとせず、私と一緒に世界の民主主義と平和のために働くだろう」
 カトリックのニューヨーク大司教フランシス・スペルマンに対しては、第二次大戦が終われば、東欧のみならずフランスなど西欧諸国がソ連の影響下に入るとして、次のように述べています。
 「欧州の人々は10年、20年先にロシア(ソ連)とうまくやっていけるという希望を持って、ロシアの支配に耐えなければならない」
 ヤルタ会談でルーズベルトに同行し、助言した側近のアルジャー・ヒスはヴェノナ文書によるとソ連のスパイ。ハリー・ホプキンスもスパイの疑いが濃厚です。ヤルタ会談はスターリンの一人舞台でした。
 会談の途中、ホプキンスはルーズベルトにそっとメモを渡しました。
 「大統領閣下。ロシア(ソ連)はこの会談で随分譲歩してきたのですから、われわれは彼らの気持ちを傷つけるべきではありません」
 実際には、スターリンはヤルタで何一つ譲歩しませんでした。
 ソ連崩壊後も続く「ヤルタ」
 この連載で見てきた通り、ごく大ざっぱな言い方をすると、米国は黒船の恫喝でわが国を開国させ、西部「開拓」の延長で太平洋に出て、日露戦争のわが国の勝利を見て対日戦想定のオレンジ計画を作り、中国大陸を狙うのにわが国が邪魔でした。
 日本人を人間扱いせず、広島、長崎への原爆投下や東京大空襲などナチスのホロコーストと変わらぬ人道上の犯罪を行いました。硫黄島や沖縄に上陸し、わが国全土を占領し、「憲法」を押し付けました。これは「侵略」でした。
 しかし、米国人が歴史の宿命として黒船-オレンジ計画-大東亜戦争と一直線にわが国を侵略したわけではありません。民主党のフランクリン・ルーズベルトという好戦的な大統領の存在に、わが国と米国、中国国民政府を戦わせるソ連の謀略が加わったからこそ日米戦争は起きました。
共産中国も北朝鮮も米国が作った ヤルタでスターリンに献上

米国にも共和党を中心に、歴史を正しく見ている人たちがいます。
 ルーズベルトの前の大統領であるハーバート・フーバー(1874~1964年)の回顧録『Freedom betrayed』(裏切られた自由)が最近になって刊行されました。それによると、終戦翌年にフーバーが連合国軍最高司令官ダグラス・マッカーサー(1880~1964年)に対し「日本との戦争の全てが、戦争に入りたいという狂人(ルーズベルト)の欲望だった」「米国は金融制裁によって日本を戦争せざるを得ない状態に追い込んだ」と述べると、マッカーサーは同意しました。
 共和党の重鎮だったハミルトン・フィッシュ(1888~1991年)は「あの戦いの始まりの真実は、ルーズベルトが日本を挑発したことにあった」「自由と民主主義のために戦いに勝利する。それが戦いの目的であった。しかし、それはあのヤルタ会談で意味のないものになった。世界の半分がスターリンと共産主義の支配下に入ったのである。ルーズベルトのスターリンへの譲歩の結果、東ヨーロッパそして中国が共産主義の支配下に入ったのである。これが、アメリカ国民が騙されて始めてしまった戦争の代償なのである」とルーズベルトを非難しています。
 わが国との戦争計画立案に携わった陸軍大将アルバート・ウェデマイヤー(1897~1989年)も同様に「日本の真珠湾攻撃は、アメリカによって計画的に挑発された」「ソビエト帝国の出現は、主としてアメリカ自身がつくりだしたという事実は、まったく皮肉である」と回想録に書きました。



 1950年に北朝鮮が韓国に侵攻(朝鮮戦争)した後、マッカーサーは米国上院の軍事外交合同委員会で「彼ら(日本)が戦争を始めた目的は、主としてセキュリティー(安全保障)上の必要に迫られてのことだった」と語りました(マッカーサー証言)。東京裁判の首謀者が、日本の行為は侵略戦争ではなかったことが共産主義との戦いによって分かったと言っているのです。
朝鮮戦争では多くの米兵が亡くなりました。中国の文化大革命やカンボジアのポル・ポトによる大虐殺、北朝鮮による日本人拉致など、共産主義による悲劇の種をまいたのはルーズベルトでした。
 ソ連は1991年に崩壊しましたが、後継のロシアも北方領土を返還せず、9月2日を対日戦勝記念日である「第二次大戦終結の日」に定め、8月15日以降の火事場泥棒を正当化しています(実際には北方領土の占領は9月5日までかかっています)。
現在も共産主義体制のままの中国や北朝鮮は、海洋進出や核・ミサイル開発で国際社会に大きな脅威を与えています。「ヤルタ」は今も終わっていないのです。
 米国には、原爆投下などの戦争犯罪や共産主義を広めた事実を反省し、わが国などと協調して、全体主義を倒し平和な世界をつくることが求められます。


 ―――― 参考文献 ――――

ジョージ・ケナン『レーニン、スターリンと西方世界 現代国際政治の史的分析』未来社、昭和45年
 小尾俊人編『現代史資料2 ゾルゲ事件2』みすず書房、昭和37年
 クリストファー・ソーン『米英にとっての太平洋戦争〈上巻〉』草思社、平成7年
 クリストファー・ソーン『太平洋戦争における人種問題』草思社、平成3年
 ジョン・アール・ヘインズ、ハーヴェイ・クレア『ヴェノナ 解読されたソ連の暗号とスパイ活動』PHP研究所、平成22年
 産経新聞「ルーズベルト秘録」取材班『ルーズベルト秘録〈下〉』産経新聞ニュースサービス、平成12年
 アラン・アームストロング『「幻」の日本爆撃計画 「真珠湾」に隠された真実』日本経済新聞出版社、平成20年
 ロバート・A・シオボールド『真珠湾の審判 真珠湾奇襲はアメリカの書いた筋書だった』大日本雄弁会講談社、昭和29年
 ジョン・トーランド『真珠湾攻撃』文芸春秋、昭和57年
 ジェイムズ・ラスブリッジャー、エリック・ネイヴ『真珠湾の裏切り チャーチルはいかにしてルーズヴェルトを第二次世界大戦に誘い込んだか』文芸春秋、平成3年
 ジョージ・モーゲンスターン『真珠湾 日米開戦の真相とルーズベルトの責任』錦正社、平成11年
 ロバート・B・スティネット『真珠湾の真実 ルーズベルト欺瞞の日々』文芸春秋、平成13年
 チャールズ・ビーアド『ルーズベルトの責任 日米戦争はなぜ始まったか〈上、下〉』藤原書店、平成23、24年
 開米潤編『ビーアド『ルーズベルトの責任』を読む』藤原書店、平成24年
 実松譲編『現代史資料34 太平洋戦争1』みすず書房、昭和43年 
 ロナルド・タカキ『アメリカはなぜ日本に原爆を投下したのか』草思社、平成7年
 鳥居民『原爆を投下するまで日本を降伏させるな トルーマンとバーンズの陰謀』草思社、平成17年
 櫻井よしこ『GHQ作成の情報操作書「真相箱」の呪縛を解く 戦後日本人の歴史観はこうして歪められた』小学館、平成14年
 極東国際軍事裁判所『極東国際軍事裁判速記録』雄松堂書店、昭和43年
 児島襄『東京裁判〈上、下〉』中央公論社、昭和46年
 冨士信夫『裁きの庭に通い続けて 傍聴人席から見た東京裁判』自費出版、昭和61年
 佐藤和男『憲法九条・侵略戦争・東京裁判』原書房、昭和60年
 八木秀次『日本国憲法とは何か』PHP研究所、平成15年
 高柳賢三ほか編著『日本国憲法制定の過程I 原文と翻訳』有斐閣、昭和47年
 C・A・ウィロビー『GHQ知られざる諜報戦 新版・ウィロビー回顧録』山川出版社、平成23年
 ロバート・シャーウッド『ルーズヴェルトとホプキンズ』未知谷、平成27年
 Herbert Hoover,Freedom betrayed:herbert hoover’s Secret History of the Second World War and Its Aftermath,Hoover Institution Press Publication,2011
 ハミルトン・フィッシュ『ルーズベルトの開戦責任 大統領が最も恐れた男の証言』草思社、平成26年
 アルバート・C・ウェデマイヤー『第二次大戦に勝者なし ウェデマイヤー回想録〈上、下〉』講談社、平成9年





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最終更新日  2017.04.25 19:17:23
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