先日は、池田信夫氏の化石燃料有限論を紹介した
化石燃料、端的に言うと石油だが
その石油資源が、埋蔵量が有限である事は誰でも知っている
そこまでは、誰でも知っているのだが
● 石油が枯渇したら、人類は死滅にいたる
そういう事をリアルに感じている人は案外少ない
その時期が、あと百年後、ぐらいであると言うシリアスな事実を指摘する人も少ない
逆に言えば
現代の文明が石油に、さらにはその石油をエネルギー源として
変換した電気を
基盤にした文明である事を理解している人も案外少ない
私から言わせれば
現代文明は、
● 石油
● 電気
これらから成り立っている
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人類史の大きな転換=発明はいくつかある
私の目から見た人類史
● 道具 (効率化)
● 火 (暖房と照明と調理)
● 言葉 (コミュニケーション)(共同作業)
言葉によって集団的な狩猟も可能になった
● 紙の発明 (言葉の記録)
● 牧畜・遊牧 (狩猟の必要がなくなる)
牧畜・遊牧は、定着性を持たないし、集団性も無い
● 農業 (人口増加)
● 定住 (都市に定住)(それまでは流浪の旅)
● 馬の家畜化 (行動範囲拡大)(交通手段化)
農業の発明から定着が始まり
人類は、採集・狩猟のための移動生活からは定住を開始
定住と農業によって、人口が増加
● 土地に価値が発生し穀物と土地が資産となる
小集団 → 村落 → 国 が発生
● テリトリーの概念が発達
● 資産の収奪合戦から戦争が始まる
● 印刷の発明 (記録の一般化)
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● 蒸気機関の発明などで産業革命
機械力というものが発達
移動・生産の拡大により人口増大
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ウィキ
産業革命(英: Industrial Revolution)は、18世紀半ばから19世紀にかけて起こった一連の産業の変革と、それに伴う社会構造の変革のことである。 産業革命において特に重要な変革とみなされるものには、
● 綿織物の生産過程における様々な技術革新、
● 製鉄業の成長、
そしてなによりも
● 蒸気機関の開発による動力源の刷新
が挙げられる。
これによって
● 工場制機械工業
が成立し、
また蒸気機関の交通機関への応用によって
● 蒸気船
● 鉄道
が発明されたことにより
● 交通革命・移動革命
が起こったことも重要である。
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さらにこれに加え
●● 電気の利用
● 電話の発明(長距離コミュニケーション)
● ラジオ・テレビの発明 (文化の一般化)
●● 石油の発見・開発(エネルギー源)
●● ガソリン自動車 による車社会
● 航空機 (移動のスピード化)
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現在、人類は、実質的に、都会に定住している
● その都会は、電気仕掛けである(笑)
● 都市間の移動は石油で動く自動車・航空機である
人類は
石油が枯渇すれば、電気を失う
電気を失えば、中世へ逆戻りである
現代と中世の違いは、電気の有無である
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幕末の日本の人口は、約3千万人と推定されるという
日本人が電気を失えば、徳川時代の
納涼社会に立ち戻るとすると
日本の人口は、3千万人ぐらいに減少するだろうか
まあ、存外、悪くない数字である
今の日本の人口が一億一千万
その約、四分の一
人口は、25%に減少すると思われる
それ以外は、死んでしまう(笑)
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農業社会と言うことは
日本人の食料は、基本的に、再び、米に帰ることになる
しかし、農地は、荒れ果てて、都会化して、ゴルフ場になって(笑)
また、耕作可能な土地に戻すの似、約百年はかかるかも知れない
いや、五十年でいいかな?
その間は、食糧難で、人口は、半分以下に減少するだろう
すると、人口は、1000万 ~ 1500万人?
それから、農地の耕作可能な土地が増えて
盛り返して、3000万人あたりで水平飛行か?
腹が空くなら
年間三毛作か可能な
ベトナムのメコン地帯に移住するのがいいかもしれない(笑)