ーーー 記事 ーーー ITmedia NEWS 2018/04/02 09:00 翻訳クラウドソーシング事業を展開するベンチャー企業Gengo(東京都渋谷区)のチャーリー・ワルター氏(Head of Product)© ITmedia NEWS 翻訳クラウドソーシング事業を展開するベンチャー企業Gengo(東京都渋谷区)のチャーリー・ワルター氏(Head of Product) 私の娘が海外で語学関係の仕事に就いている 「機械翻訳の精度が上がっても、まだまだ人間の手は必要。 ●「機械翻訳はライバルじゃない」 Gengoは、全世界に2万1000人以上の翻訳者を抱える翻訳クラウドソーシングの会社。翻訳者になれるのは、同社のテストに合格した人のみ。また、品質管理を一部自動化するなどして、高品質かつ低価格な翻訳サービスを売りにしている。同社は、世界的に盛り上がっているAI市場に注目し、2018年1月からはAIの学習データを提供する事業に着手しているという。 提供先は、米Amazon.com、Facebook、LINE、NTTなど、音声合成や自然言語処理などに注力するIT企業が中心で、機械翻訳のディープラーニングモデルの学習用に訳文データを提供するなどしている。 これまで、人力の高品質な翻訳が自慢だった同社にとって、機械学習用のデータを提供することは自らの食いぶちをなくすことにはならないのだろうか。 「画像認識の分野のように、AIが人間の認識精度を超える日はいずれ来るだろうが、まだ人が担うべき所は多い。翻訳前後で意味が通じているか、直訳しても通じないユーモアのある文章はどうか。意味の翻訳は当分人力になるだろう」(ロメインCEO) ワルター氏が言う 同社は、9年間蓄積してきたノウハウと膨大な翻訳データを強みとしつつ、テクノロジーも活用することで、翻訳以外にも校正、コピーライティング、要約などビジネス支援の幅を広げている。 「今後AIはさまざまな産業に普及するが、開発段階、生産段階のそれぞれでまだ人間の手を借りる必要がある。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2018.04.02 14:02:31
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