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Motor & Outdoor Journalist 安藤眞の         逆説的よろず考現学

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安藤 眞

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Jun 27, 2007
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みなさん、こんにちは(^^)/。
 月曜日に箱根で試乗会があり、スバル・インプレッサに乗ってきました。実は先月、すでに葛生のテストコースで乗せてもらっていたのですが、コースで乗るのと公道で乗るのではけっこう印象が異なることが多いんですよね。

 結論から言いますと、「いやー、いいですわ、このクルマ」。

 インプレッサというとこれまで「走り屋御用達の特別なクルマ」というイメージが強かったのですが、ノーマルグレードがすごく良くなっています。
 着座位置は最近のトレンドからは少し低めに感じますが、前後左右の視界が良く、ボンネットの可視面積が広いため、取り回しに苦労することはありません。後退駐車も試みましたが、左ドアミラーでけっこう最後まで白線を見ることができるので、一発で枠の真ん中に納めることができました。
 懸案だった後部座席も広くなり、181cmあるぼくがドラポジを合わせて、そのまま後席に座っても、膝の前にはゲンコツが縦に1個入るくらいのスペースができます。しかも見た目の割に頭上が広くて快適です。

 走りも素晴らしく良くなりました。旧モデルのSTIのように、挙動を抑える方向のチューニングではなく、ロールやピッチングを許しながら、荷重のやり取りをスムーズに行わせることによって4輪をバランス良く接地させ、乗り心地と操縦性能の両立を図って行く方向のチューニングで、ぼくがかねてから「量産車、斯くあるべし」と言ってきた方向性が、ターボも含めた全グレードに貫かれているんです。

 エンジンは1.5lと2l、それに2lのターボ付きがあり、一通り乗ったのですが、ベストバランスは2lの自然吸気ですね。

 1.5lはエンジンそのものというより、ATが4速というのがネックです。燃費を稼ぐために4速を高めにしているせいで、2速と3速の間が開いているため、上り坂では適切なエンジン回転数が維持できないシーンがありました。道を譲ってくれたクルマを追い越す際にも、思ったより加速してくれなくて少々焦るシーンもありました。コーナリング中にアクセル戻したらシフトアップしちゃったという制御もいただけません。
 しかし逆に言えば、シティユース中心なら問題無さそうですし、そうでない人でも1~2人乗りが多いなら1.5lの5MTという選択も面白いんじゃないかと思いました。下りになると「別のクルマになったんじゃないか」と思わせるほどのスタビリティを見せる2面性も、また楽しからずやです。

 2lはどんな回転数からでも必要なトルクデリバリーが得られ、発進・追い越し・登坂のいずれのシーンでも、4速ATで不足を感じることはありませんでした(とは言っても燃費を考えると5速は欲しいですけどね)。
 乗り心地も、むしろ1.5lより良いくらいで、燃費を稼ぐためにタイヤの空気圧を上げている1.5lよりも硬さ感が少なく、タイヤやブッシュも含めた全体のバランスが取れているように感じました。(1.5lを買った人は空気圧を2~2.1kg/cm^2ぐらいに落とすといいと思いますよ)
 一方、コーナーを攻めたときの楽しさも失われていません。限界の高さを求めると、不満を覚えるかも知れませんが(そういう人は秋に出るSTIを待ちましょう)、スキール音が出てからのコントロール性が絶妙で、クルマと対話しながらドライビングを組み立てることを楽しむには最適の特性が与えられています(特に素晴らしいのは、こうした傾向が1.5lを含め全車共通の軸上にあるということです)。

 ターボ車の足は自然吸気より若干、締まっていますが、基本的にはしなやか系で、ごく普通のユーザーがごく普通に乗れます。クルマのことを知らない女性や高齢者を同情させても、乗り心地の面で苦情を言われることはまず無いでしょう。
 動力性能に不足がある訳はなく、圧縮比が高いこともあって低回転からトルクも十分。3,000rpmから上には、別の世界が存在します(^_^;。

 ともあれ、「落ち着いて長く乗れるまともなクルマが欲しい」という人、「速さはどうでも、楽しく安全に運転をしたい」という人は、ぜひ試乗してみることをお勧めします。ディーラーでの試乗だけでなく、レンタカーを借りてじっくり乗ってみれば、きっと良さがわかると思いますよ。





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Last updated  Jun 27, 2007 05:02:25 PM
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