カテゴリ:翻訳家への道
韓国人が日本人に宛てた、 謝罪の手紙、お願いの手紙などは、 簡単ながらも難しい! 今回来た手紙の翻訳も、 クライアントからの希望で 「事業に関する非常に重要な手紙なので、最大限に丁寧、謙遜、尊敬の表現でお願いします」 ということだった。 しかーし。 なぜか、全体的な表現は上から目線・・・・・・・(^^;) 「日本語でのコミュニケーションがうまくいかず、私が誤解されてしまい、胸が痛いです」 直訳すると、こうなる。 いやいや、自分の日本語のコミュニケーション力の不足、 日本語が下手なことを謝らなくてはならないんでは・・・ 「貴方が誠実さを持ち合わせていらっしゃるのなら、私の真実さがおわかりになるだろうと思います」 って、なぜ、そんな上から目線の表現になる?!? そして、 「私は○月○日の午前の飛行機に乗って、貴方と直接お話をするために日本を訪問することにしました。 お時間をお作りください」 って、勝手に飛行機の便を決めちゃっていいんかいな~??? 相手もお忙しいだろうに・・・汗; こんな手紙を「最大限、丁寧、謙遜、尊敬の表現」にするのに苦労した。 また、はんらがもう数年間、痴話喧嘩のような手紙を訳し続けている日韓カップルがいる。 これも、常にゴタゴタしてるので「できるだけソフトな表現で」という注文で来るのだけれど、 文面がストレートなのに、どうやってソフトにするんじゃ。 謝罪の手紙は、韓国人の場合は大体、 あんなこんな事情で仕方の無いことだった、 みたいな展開になるので、 全く謝罪になっていない。 それから、企業に出す、自己紹介書もビックリ。 大抵の韓国人は、例えば、願書を出す会社がバンダイだったら 「私の成長と共にバンダイも発展していけるように、何たらかんたら~」 「バンダイの発展に私が責任を持ちます」 「バンダイの創業理念が私の人生ビジョンと同じです」 「私の誠実な性格は、貴社の社員たちに良い影響を及ぼすでしょう」 のようなすごいことが書かれている。 アナタ、何者なのよ~? 単なる平社員として願書を出すんだよね? 社長として赴任するんじゃないよね??? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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