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テーマ:徒然日記(22808)
カテゴリ:街歩き~♪
昔、友達から聞いた 「スイスのホテルのエレベータがちょっと変わってて・・・」という話。 引き付けられながらも、なかなか理解できない内容だった。 そのエレベータは、 外側の扉を自分で開けるというのだ。 「ええ?自分で扉を開けるなんて、危ないじゃない?」 と、一応の説明を受けたものの、 あまりピンと来てはいなかった。
その後、スイスを訪れたときに、 自分自身でもそれを体験することとなり、 やっと、「あの時のあの話は、このことだったの?」と 思ったのだった。 エレベータが自分のいる階に着くと、 その階の扉が開けられるようになる。 そして、玄関ドアのように、手前にガチャッと引いてあけるタイプだった。 こんなの初めての体験だった。 もちろん、スイスのエレベータが全部これというわけではない。 たまたま、遭遇したわけだけどね。
でも、その後、ポルトガルでも そういうタイプのエレベータに遭遇した。 いずれも、とても古い建物だった。
エレベータなんて、 仕様にそれほど違いがあるとは思っていなかったので、 ワタシにとっては衝撃的な体験だった。
さて、ここにも、古い建物が・・・。 『奥野ビル』 1932年に建ったというこのビル。 外観は、さすがに古さも目立つけれど、 丸窓のアンティークショップが、妙にしっくりとしている。
各階にはいくつかの店舗が営業していて、 かつての同潤会アパートのような感じ。
そして、このエレベータ 扉が手動式・・・なのだ。 注意書きもあるし、いろいろ勝手が違ったりするのだが、 この日は、注意書きにも載っていなかった(と思う)ことが。 行先階のボタンは、1つしか押せない・・・というのだ。 このとき、同乗したかたが「3F」を押したのだが、 ワタシが降りたかった「6F」のボタンを押せども押せども 点灯しない! あれ?と思ったら、その方が、 「私が3Fで降りたら、ボタン押してね!」と 優しく教えてくれた。 つまり、3Fで降りたい人と6Fで降りたい人が乗り合わせたら、 まず、3Fのボタンを押し、3Fの人が降りたらドアを閉めて、 そこで初めて「6F」のボタンが押せるというわけ。らしい。 これ、単独で乗ってたら普通にどの階でも押せるから、 全然気づかなかったよ。 そして、何より驚くのが、扉、重い~~~ 外扉をうんしょと閉め、 中扉のこの黄色の蛇腹式?扉をぐーーーっと閉めまして、、、 エレベータは動きます!
これ、降りた後もちゃんと閉めないと、勝手にはしまってくれないからね。 なんか、外国のタクシー思い出しちゃった。 自動ドアじゃないから 降りるときについ閉め忘れちゃったこと~
で、このエレベータも降りたら、黄色い中扉を閉め、 外側の扉をしめ、はい、おしまい! ふ~、意外と疲れる・・・。 でも、珍しさも手伝って、楽しい!
これ、閉め忘れて開けっ放しにしとくと、 1分後にブザー音が響き渡るんだって。 実際にこのあと、ワタシが廊下を歩いているときに、 誰かが閉め忘れたらしく、ブザー音が!
おお、なってるぜ!と思ったんだけど、通りかかったので、 閉めてあげました!おほほ
このビルの階段はと言えば、こんな感じ。 そして、わかるかな? 階段の向こうにも、階段が。 そう、ダブル階段なんだよね。 これ、最初の写真をよ~く見るとわかるんだけど、 ビル2つがくっついているみたい。
ここは、エレベータだけじゃなくて、 こんな無理無理配線的な様子も、そそられます。不謹慎かな? 配管も・・・うーむ。 当然EPSなんてものは存在しなさそうで、 縦もむき出し~ しかし、、、 これすら、オブジェに見えます・・・。なんてね
おお!
電電公社と言っても、今は通じない~?
でも、この後、ビルの外に出て歩いていたら、『電電公社マーク』の マンホールが!!! NTTになってもうどんだけ経つの?って感じだけど、 その時に変えたりはしなかったのね~
銀座の中央通りと昭和通りに挟まれたところ、 まわりは結構建て替えたビルもあり、 古さは目立つものの、 まだまだ昭和一桁、健在です!という風格だった
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