テーマ:顕正会について(238)
カテゴリ:御遺命の戒壇
(2)なぜ、宗門は「国立戒壇」という名称の使用を止めたのか?
では、なぜ宗門は「国立戒壇」という名称の使用を止めたのでしょうか? 戦後になると天皇主権の国家体制が崩壊し、国民主権の国家体制、すなわち民主主義が定着しました。 民主主義国家となった現在の日本で「国立戒壇」の名称を使用し布教すれば、国家主義的な仏教を弘めるような印象を抱かせ、かえって余計な誤解を招く可能性があります。 このような事情をふまえ、昭和45年に日達上人は「国立戒壇」という名称を使用しないことにすると御指南されたのです。 こうした経緯を弁えずに、顕正会が「大正以降の歴代上人は『国立戒壇』の御遺命を叫ばれたのに、第66世細井日達上人は『国立戒壇』を捨てた」などと言うのは、素人騙しの議論に過ぎません。 また、「御歴代四上人の主張された国立戒壇」と「顕正会の主張する国立戒壇」は、同じ「国立戒壇」という名称を使用していても意味は異なるのです。 したがって、その面の誤解が生じないためにも、現在の宗門では「国立戒壇」という名称は使用しないのです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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