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冒頭は、ジェリーとホリーの激しい夫婦喧嘩かと思いきや、実は演技で本当は結婚10年目でもラブラブな二人。 でも次のシークエンスでは、突然のようにジェリーの通夜のシーン。ジェリーを失ったホリーは部屋に引きこもって現実逃避を続けるが、そこに届けられるバースデーケーキとボイスレコーダー。それはジェリーが病気を知ってから、ホリーのことを心配して立ち直るのを手助けするために手配してくれていたものだった。 不定期に届くジェリーからのメッセージで、ホリーはジェリーとの思い出の場所を巡りつつ、徐々にジェリーがいないことを受け入れていく。そして。。。 アイルランドの雄大な自然と、ここぞというときにかかるミュージック。そしてジェリーのいない現在と、ジェリーとの出会いや一緒に過ごした日々などの思い出が交互に出てきて、ホリーの喪失感を追体験するかのよう。 冒頭のシーンを観たときには正直「失敗したかな?」と思ったけれど、ジェリーからの手紙が届き始めたあたりからは、違和感なく映画の中に入っていけた。NYとアイルランドの大自然の対比は、自然が心を癒すパワーというものを感じられたし、その描き方もなだらかな丘の稜線まで見えたり、低空撮影しているように上から雄大な自然を眺めながら近づいていく手法など、おおらかな大自然の魅力を存分に引き出している。 そして、この映画に欠かせないのがミュージック。ジェリーとホリーの二度目の出会いはジェリーがパブで歌っているところだし、ホリーが引きこもっているときには昔の映画のDVDをつけっぱなしでホリーが映画の歌を歌っている。ホリーが立ち直っていく過程でも、ジェリーの言いつけどおりにカラオケに行って歌ったり、バックでジェリーの歌が流れたりと、エモーショナルな表現を歌で表現していて、まるでミュージカルみたい。 ホリーの回想の中で、ジェリーと一緒に過ごした日々がさかのぼって思い出されていって、最後には運命的な出会いのときが思い出される。観客も一緒にホリーとジェリーの思い出を追体験していって、二人の絆がどんなだったのか、だんだんと分かっていく感じ。 ストーリーは原作が世界のベストセラーだけあってなかなか良かったし、演出も効いているんだけど、役者さんたちにあまり魅力が感じられなかったのが残念。ダニエルとママくらいかな、いいなって思えたのは。やっぱり自分は東洋系の顔立ちがすきなんだろう。 そうそう、試写会の案内状には書いてなかったんだけど、上映前に徳永英明のトークショーがあってびっくり。舞台の正面は徳永ファンが占めてて、キャーキャーと黄色い声が上がっていた。そういう情報ってファンは持ってるのね。生徳永は、やっぱりかっこよかったです、はい。 公式サイトはこちら 10/2 新宿東京厚生年金会館 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008.10.27 20:26:23
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