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2023.12.02
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読レポ第1142号

言いにくいことが言えるようになる伝え方

~自分も相手も大切にするアサーション~
著:平井典子

発行:㈱ディスカヴァー・トェエンティワン

第5章「思い」を大切にするとは、自分に正直に生きること

◎ミッションは「崇高なこと」でなくていい

 社会貢献や、ミッションを持つと聞くと、何かすごいこと、崇高なことをイメージする人や、ハードルが高くて、自分には無縁だと感じる人がいるかもしれません。

 ところが、ミッションとは、何もハードルの高いことや特別なことをするのではありません。自分がやりたいことと人に喜ばれることの接点を、身近なもの中から探し出してみることから始まります

 たとえば、洋服が好きで接客販売の仕事をしているなら、「洋服でお客さんを美しくし、買い物を楽しんでもらうことがミッション」と考えてみてはどうでしょう。

 売上や人間関係に追われても、「私の好きな洋服を通してお客さまを喜ばせるのが私のミッションだ」と思うと、仕事への向き合い方も変わります。

 ずいぶん前のこと、ある牧師さんから次のような話を聞いたことがあります。

 教会には二人暮らしの老人と孫娘の信者がいました。当時、その地域では、汲み取り式のトイレから人糞を肥料にしていた農家がまだ多くあり、老人はある農家の畑に肥料を運ぶ仕事をしていました。

 ある日、孫娘が学校から帰ってきて、「おじちゃんの仕事はやめてほしい。学校でからかわれるから」と言いました。

 老人は、「恥ずかしがることはないんだよ。これは誰かがしなければならない大事な仕事で、それをおじいちゃんがやっているのだから」と言ったのだそうです。

 また、ある有名なホテルのレストランのウェイターのこんな話もあります。

 そのホテルに宿泊したあるお客が食事をし、翌日再びそのレストランを訪れたとき、昨日のウェイターがナイフとフォークを通常の位置と入れ替えて並べたのだそうです。

 ウェイターは、その客が左利きであることを覚えていて、彼にとっては当たり前の配慮をしたのでしょう。感動したその客が書いた記事で知ることができました。

 老人とウェイターの言動には、ミッション意識があります

 目の前にある仕事を、素直な、まっすぐな気持ちで見つめ、自分のできる意味あることに心を尽くすそれがミッションを果たすことと言えるでしょう

と著者は述べています

 確かに、ミッションは「崇高なこと」でなくていいのです。自分がやりたいことと人に喜ばれることの接点を、身近なもの中から探し出してみることから始まるからです。
 私も、自分がやりたいことをしていただけです。結果的に人を喜ばせたり、感動あたえたり、人の成長に役立ったり、他者のお役に立ったりしただけです。

 その中では、売上や人間関係よりも、自分は、他者の役に立つことに向き合っていただけです。考えていただけです。もちろん、売上や人間関係も大事ですが、まずは、自分の仕事は、そもそも何のためかを自分の中で向き合うことで、自分のミッションが生まれるのです。
 ミッションは「崇高なこと」でなくていいのです。自分がやりたいこととそれをやりたいことに向き合うことです。それぞれのミッションは、そのようにして、見えてくるもんです。

 自分を素直な、まっすぐな気持ちで見つめることです。






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Last updated  2023.12.02 15:14:11
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