1176899 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

シェフの落書きノート

シェフの落書きノート

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

PR

Category

2006.04.28
XML
カテゴリ:思い出のU.S.A
U.S.Aで住んでいた町…アルハンブラ Alhambra

L.Aのダウンタウンからフリーウェイ"10"にのり東へ
モントレー・パークで降りて北へ…。
アルハンブラに着く。

北にはパサディナ(Pasadena)
南にはモントレー・パーク(Monterey Park)

アルハンブラ市は、ややメキシコ人の人口が多かった。
その頃のアルハンブラのメインストリートには、映画館、ドラッグストア、ファミリーレストランなどがポツンポツンと建っていて街の中心に教会があった。

ごくありふれた何処にでもあるアメリカの中流の住宅街の風景…。

アパートは、2階建てでオイラ達の部屋は2階にあった。
ワンベッドルーム…という間取り…
…といっても日本では馴染みのない間取りですね…。

ワンベッドルームとは、寝室が1室、リビングルームが1室、キッチン、浴室、トイレ…。
こんな感じになっている。

キッチンには、冷蔵庫、オーブン付きのコンロ、食器洗い機、シンクなどがついている。
家庭に食器洗い機が付いているなんて凄いなぁ…と感じた。
いわゆる現在のシステムキッチン付といっていいのかな…。
これが一般的な標準装備らしい…。

浴室は、長いバスタブとシャワー…。
まぁ…トイレのスペースは広く普通の水洗…。

寝室には、壁に大きなクロークが埋め込まれている。

部屋のサイズは何畳なんて表現は勿論しない…。
各部屋とも結構広い。
そして天井も高い…。
これがアメリカの一般的な部屋のサイズなんだろうと思う…。

とにかく日本の生活空間が狭すぎるんだと実感した。

アパートの1階には、アパートの住人の為のパブリックスペースのランドリーがある。
今、日本で流行り始めている洗濯機と乾燥機が一体になったドラム式のデカイ奴。
そうコインランドリーに置いてある奴が何台か設置されていた。

アルハンブラは、治安も別に心配するほど悪くはなく、静かな平穏な街だった。
アメリカの不動産の価格相場は、その場所の治安の状態で大きく変わる。
一番最初に重要視されるのはセキュリティ。
その街の治安の状態が一番先決…治安の悪い所は比較的安い。

あれから訪れていないので今現在がどうなっているかはわからないのだが…。

住んでいたアパートの住所は、vine st.(ヴァイン・ストリート)
メインストリートから1本平行に入った所…。
静かだ…夜ともなると近所の家に帰ってきた車のエンジン音くらいしか聞こえない。
それもほんの少しの間でもとの静けさにもどる…。

アメリカの住所のつけかたは、州(日本の都道府県にあたる)市(これは日本と同じ)道と番号。
例えば「ここに行きたい…」と思ったら…
州を探し次に市を探す…そしてその市に通っている道を探し道沿いの番号を探せば…必ずたどり着く。
日本のように複雑ではない。
建国の歴史が浅い国の実に合理的な区画のわけかたと住所のつけかただと感心する。

アパートから歩いていける距離にセブンイレブンがあった。
当時…日本には、まだコンビニはなかった。
初めて行ったコンビニエンスストア…
今は、どこのセブンイレブンでも24時間営業しているかもしれないが…
セブンイレブンの名前どおり…朝7時から夜11時までの時間帯で営業していた…。

割と気さくな感じのおじさんがいつもレジカウンターに入っていた。
「このアイスクリームは、有名なんだよ…」
…そう言ってルームメイトのセイさんがふたつ買ったアイスクリームのひとつを僕に渡した。
ハーゲンダッツのバニラ!
今やどこのコンビニでも買えるアイスクリームだが…

セイさんが…
「煙草を買ってみたら?マルボロなんて中々通じないから…もし英語の発音が上手だったら通じるよ…」
そうなんだ…
「Can I have a one Marlboro please.」
「Red Box?」
「Yes,Please.」
すんなりと買えた…。
セイさんは、僕の横で微笑みながら…
「おおー!やるじゃん!」と日本語でつぶやいた。

レジの下には、ショットガンがおいてあった…。
「アメリカのコンビニには、レジのすぐそばにショットガンが置いてあるんだよ。襲われた時のために…」
セイさんが、なんとはなしにそう言った。
「マジかぁ?コンビニが襲われたらショットガンぶっ放しちゃう…んだ…」
心の中で僕は呟いた。

今現在でも日本のコンビニにショットガンあったら驚くよね。
コンビニにバイトにいってショットガンを撃っちゃうなんて…
想像もつかないことだよね。
日本も治安が悪くなったとはいえ…そこまでは…
それもこれもアメリカが開拓時代をえてきた歴史もあるのだろう…。


思い出のU.S.A #10 へ続く…。


この記事は、シリーズ物の第9話になります。
下に記してあるのは前回までのリンクです。
思い出のU.S.A 『prologue』
思い出のU.S.A #2『LosAngeles 上空』
思い出のU.S.A #3『別れ』
思い出のU.S.A #4『別れ (追記)』
思い出のU.S.A #5『ここL.Aなの?』
思い出のU.S.A #6『あいやぁー…!』
思い出のU.S.A #7『 3$50¢ 』
思い出のU.S.A #8『愛車 Ford Fairline』

尚、思い出のU.S.A 以前のストーリーは…
初めてのバイト体験記』からはじまっております。
バックナンバーをお読みになりたい方は、ご利用下さい。










お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2023.10.15 23:18:38
コメント(12) | コメントを書く


Calendar

Recent Posts

Archives

・2024.05
・2024.04
・2024.03
・2024.02
・2024.01
・2023.12
・2023.11
2023.10
2023.09
・2023.08

© Rakuten Group, Inc.