☆むらさきのスカートの女・今村夏子
・朝日新聞出版
・2019年6月30日 初版発行
・第161回 芥川賞受賞
♣︎むらさきのスカートの女=日野まゆ子
♣︎黄色いカーデガンの女=わたし
〈わたし=黄色いカーデガンの女〉は、〈むらさきのスカートの女〉の周辺をつきまとい、同じ職場で働くように仕向け、果ては彼女が上司とおこした不倫の後始末にも手を貸す。最後は自分のところへ逃げてくるしか道がないように仕向けたはずが、「むらさきのスカートの女」は姿を消してしまう・・・。
帯には、
狂気と紙一重の滑稽さ
変わりえぬ日常。
〈わたし〉が望むものとは?
と、ありました。つきまとったのは、本当に「ともだち」になりたいばかりに? 凡人の私には、ただのストーカー女性の話としか思えない、理解不能の世界でありました。
この本を選んだ芥川賞の選考委員って誰だろう?と、調べてみて納得。私には馴染みのない小説家の皆様の名前が並んでおりました。