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![]() ☆祝祭と予感・恩田陸 ・幻冬社 ・2019年10月1日:第1刷発行 ・2019年10月30日 :第4刷発行 *祝祭と掃苔(しゅくさいとそうたい) 芳ヶ江国際ピアノコンクールの入賞者ツアーのはざま、「綿貫先生、今日はあのマーくんが来てくれましたよ」と、亜夜とマサルは2人の恩師である綿貫先生の墓前で手を合わせ、マサルが芳ヶ江国際ピアノコンクールで優勝したことを報告していた。そして、何故か風間塵が少し離れたところで不思議そうに墓地の中をひょこひょこと歩き回っていた。 *獅子と芍薬(ししとしゃくやく) 芳ヶ江国際ピアノコンクールの審査員、ナサニエル・シルヴァーバークと嵯峨三枝子との若き日の出会いと別れ。 *袈裟と鞦韆(けさとブランコ) 作曲家・菱沼忠明が課題曲「春と修羅」を作るきっかけになった教え子との追憶。 *竪琴と葦笛(たてごととあしぶえ) ジュリアード音楽院プレカレッジ時代のマサルが、ナサニエル・シルヴァーバーグの秘蔵っ子になった経緯。 *鈴蘭と階段 自分に合うビオラ選びに悩むビオラ奏者、奏(かなで)とヴィオラとの、運命的な出会い。 *伝説と予感 巨匠ホフマンと幼い風間塵との衝撃的な出会い。 栄伝亜夜、マサル・カルロス・レヴィ・アナトール、風間塵、ナサニエル・シルヴァーバーク、嵯峨三枝子、ユウジ・フォン・ホフマン、浜崎奏(*1)。 蜜蜂と遠雷に登場した人物たちの知られざるエピソードを軸に、彼らの将来への予感を書いた作品。 浜崎奏(はまさき かなで) 母の死後、ピアノからすっかり遠ざかっていた亜夜を見出してくれた音楽大学の学長の娘。亜夜と同じ大学でヴァイリオンを学ぶ2年先輩だった。その奏はいま、ビオラへの転向を考えており、自分に合うビオラを探していた。 2017年10月8日の日記 → 蜜蜂と遠雷 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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2019.12.15 08:10:17
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