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カテゴリ:2nd ライフ
前回より続く
「シンプルに使うパソコン術」 傑作フリーソフトでつくる快適環境 <再読> 鐸木能光 2007/08 講談社 新書 217p 立ち読みで目をとおした本でも、図書館から借りて、寝っころがりながら再読すると、前回は気がつかなかったことに妙に興味を引かれたり、他の本との兼ね合いで、新しい意味あいをもつ場合もある。この本も、割と軽めの一冊ではあったが、再読してみると、なかなか新鮮な感じがよみがえってくる。著者の名前は鐸木能光と書いて、たくきよしみつ、読む。 私のもとには一日数百通のspamがきますが、半数以上はHTMLメールです。つまり、HTMLメールを受信拒否するだけでも、spamは半数以上は消えてくれます。 はっきり言いましょう。「HTMLメールは、それだけで立派な迷惑メールです」 インターネットを利用する上でおぼえなければならないマナーやルールはたくさんありますが、まっ先に覚えなければならない最低限度が「HTMLメールを送信しない」ということです。p74 このことは、インターネット・メールが普及し始めた初期の頃のナローバンドの時には、特にみんなが話題にしたが、ブロードバンドが当たり前になった現在はあまり話題にはならなくなった。しかしこの辺は、「インターネットは誰のものか」などの主テーマになっていたが、無限大に見えるインターネット回線にも、実は限界値があって、このまま行けばかなりの危機に陥ってしまう可能性がある。そして、その危機は有効に使用されている領域よりも、無知とか無駄とか意図的な悪意による領域による圧迫が大きいようだ。 私もいろいろ試してみましたが、現時点では、Gmailのspamフィルタに勝るものはないのではないかという印象を持っています。 p89 著者は第四回小説すばる新人賞を受賞するなど文科系のイメージがあるが、イーネット・コーポレーションというIT関連会社の代表もつとめているという、かなり右脳左脳のバランスのとれた意見の持ち主のようだ。彼の意見には一目おいて、じっくり聞いてみる価値はある。 私自身、メインのブラウザはFirefoxを使っています。IEよりも若干動作が軽いのと、タブブラウザ(1つのウィンドウの中にタブ形式で複数のページを表示していけるブラウザ。IEもIE7からはタブプラウザになった)であることが大きな理由です。p94 この辺については、もっともっとこまかく、その「シンプルさ」について詳細に言及されている。そのほか、たくさんのフリーソフトが実際に使った著者が、並列のかたちで紹介しているので、気になるものがあったら、一度インストールしてみる価値はありそうだ。 2003年前後に登場したブログはあっという間に世界中に増殖し、一般のWEBサイトより数が多くなりました。総務省の調査では、2006年3月末時点で、のべ868万人が自分のブログを開設しているとのことです。この数字は世界の全ブログの約3分の1にあたるそうで、日本人は非常にブログ好きな国民なのですね。p98 そうなのかぁ、世界の全ブログの約3分の1が、日本人のブログ、というのは驚き。全部が全部、活用されていて継続しているとは思えないが、相当な数であることは間違いない。そのような実体を知るにつけても、本当の意味での「有効」なインターネットの活用法を考えていく必要があるのだろう。そのようなことを考える意味でも、この一冊は「シンプルに使うパソコン術」がとても大事なことを教えてくれているようだ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009.02.10 21:24:55
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