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【システム運用カイゼン】(2004.12.08)
********************************************************************** ■先ずは日記 ********************************************************************** 今日は打合せ三昧で、実作業時間を作れず仕舞い。 指示が出来ずに、作業が滞留しているものも発生。 明日も朝から、お客様先での打合せ。 お昼から、一気にスパートかけていこう。 ********************************************************************** ■SLAを守っても満足されない ********************************************************************** 昨日の続き。 SLAの範囲内で対応したにも関わらず、サービスデスク(ヘルプデスク)の 対応が遅いとクレームが入った時に、どのような対策を考えますか? 対応レスポンス時間:平均30分以内 を、平均25分以内に見直します? 確かにそれも一つの案ですね。 しかし、平均の対応時間が5分短くなったところで、利用者やお客様の体感的 待ち時間が大きく改善され、クレームは発生しなくなるのでしょうか。 人の感覚は非常に曖昧です。状況によっても大きく差が出ます。 ある人は30分待たされても、「仕方ないですね」と納得してくれるかもしれ ませんが、別の人だと5分でも「何分待たせてるんだ!」と怒鳴ってくるかも しれません。 人は何の情報もなく、ただ待たされるという状況に、非常にストレスを感じて しまいます。 従ってこのような場合、相手に状況をしっかり伝えることです。 状況とは、例えば次のようなことです。 「確認に時間がかかりそうなため、30分お待ちください」 「5分待っていただければ回答が出来ます」 「障害のため申し訳ありませんが、復旧する明日までお待ち下さい」 このように状況を伝えることで、相手は自分自身の行動を選択することが出来 るようになります。 それだけでストレスは大きく解消され、対応時間がクレームとなるケースは、 随分減ることになるでしょう。 如何でしょうか。 SLAという定規は、あくまでもひとつの指標値です。 それを守ったからといって、利用者やお客様が満足しているとは限りませんよ ね。自分が逆の立場だったら、分かる思います。 「ルールは守った。だから文句を言うあなたがおかしい。」 そんな感覚では、いつまでもサービスと呼べるものにはなりません。 SLAはひとつの指標だということを忘れず、利用者やお客様の立場に立った 対応を目指しましょう。 ★システム運用カイゼンのポイント★ SLAはひとつの指標でしかない。 守ったからといって、利用者やお客様は満足しているとは限らない。 利用者やお客様の立場に立った対応を目指しましょう。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【システム運用カイゼン】 Copyright (c) 2004 Tatsuro Fukuda. All rights reserved. ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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