足掛け13年に渡ってLaLaとメロディで連載されていた「火宵の月」
のらりくらりと単行本も発行されていましたが、昨年ようやく全14巻で完結しました。
その外伝が今月発売されましたので、早速購入しました♪
「火宵の月」外伝「蜜月」
タイトルが「蜜月」なので、きっと甘々なんだろうなぁとか思いつつ手に取ったんですけど
・・・・案の定でした(^^;)
続きの進展が気になっていた
琥龍×禍蛇の話と、文観×神官、有匡×火月の3本立てでした。
率直に
一番面白かったのは文観×神官の話。
子供が出来たことで態度を変えた文観。
やはり自分は邪魔な存在だと姿を隠す神官。
「要らないならそう言えば?」
強がり言いつつ淋しい思いをして文観の元から去っていく神官がめっちゃ可哀相だった(><)
必死に神官の行方を探す文観。
ようやく見つけた倒れた神官の腹の鼓動を感じた瞬間、何かを感じた文観だった。
だが神官は血を流し、救いを求めるのだった。
「タスケテ」
それはもうひとり、神官の腹にいる子供の声でもあったのだ。
生まれた子は文観と同じ蜜の甘い香りがするのだった。
願わくばこの蜜が幸いの証であるように・・・・・・。
なんだかんだといいつつも、冷たい印象な文観が神官の前だとデレになるのがすっごいツボです(^^)
子供が出来て、ますます神官LOVEな感じでいいじゃないですか♪
このふたりの行方はすっごい気になってたのでしあわせになってくれて嬉しかったです(^^)
琥龍×禍蛇のお話は、紫の上な禍蛇が、ついに変化期を迎えることに!!
だが火月の存在がひっかかって素直になれない禍蛇が、琥龍から逃げ回ることに。
琥龍のストレスマ~ックス!!(>▽<)
「ギュってしてえ!!!!」
って吼える琥龍がめっちゃ可笑しかった~!!
禍蛇が好きなくせに、それを上手く伝えられないからややこしくなるふたり。
意地でも琥龍から逃げる禍蛇。
最後はやっぱり変化期が来たことを金髪で知られて捕まってしまう禍蛇。
「命の次に大事なモノ」
ずっと大切に持っていた火月の紅玉と引き換えに助けたのは禍蛇だった。
自分が極上の紅玉になることを決めた禍蛇でした。
なんか微笑ましいふたりでした(^^)
有匡×火月のお話は根底にあるのは、有匡の両親のこと。
火月との間に生まれた双子が有匡と同じ力を持ってしまい、妖狐の魔力の「変幻体」が現れ命の危険にさらされる。
昔自分を置き去りにし、妖狐界へと戻った母を思い出す有匡。
そして子供たちを助けるために有匡に言った火月の言葉は母と同じ選択で・・・・。
相打ち覚悟で変幻の封印に向う有匡。
子供たちを守るために死を決意したところへ助けに入る火月。
火月が有匡を止めなかったのは
「信じていたから」
そして最後にふたりを救ったのは有匡の母だった。
子供たちの封印は無事完了し、平穏が。
そしてふたりは仲良く次の子供作ろう計画を立てるのでした(^^)
有匡の話はやっぱりちょっと暗かったけど、両親のことを誤解していたことが晴れてよかったなぁと。
ようやく心の重荷が取れた有匡でした(^^)
や~、本当「蜜月」な3本でした。
すっごいお気に入りな1冊になったから思わずレビュー書いてしまいましたよ
これはドラマCDも2枚持ってますけど、日高のりこさんの火月がすっごい可愛かったのが印象的だったんですよね。
久しぶりに聞いてみようかなぁなんて(^^)