戦のない世の中-------------!!
「どんなに酷い男でも、有功が好き!!」
世継ぎが出来ないなら、その時は一緒に滅んで欲しいと願う家光。
有功はそれを承諾するのだった・・・。
さて、春日局のつれて来た捨蔵。
顔はいいけれど、いかんせん教養も、作法もまるでなっていないよう。
自分がここへつれてこられたのも、
有功には種がないからだとか、失礼なこと言いたい放題。
そんな捨蔵の物言いに笑いながら、甲斐性がなくて迷惑をかけるという有功。
大人な態度でその場はやり過ごした有功だった。
やっぱり男の目から見ても有功の姿はかっこいいと見えるよう。
それにしても、
今週あの熱演で涙を誘った重盛を見た後だけに、捨蔵の軽さとおバカさのギャップがぁぁぁ(><)
役者さんってすごいわ(わはは)
頭が痛い春日局。
だが、彼女はまた有功に容赦なく次の仕事を命じたのだ。
なんと、
有功を捨蔵の教育係に!!
だが、こんな何の礼儀作法も知らないような男を、有功の代わりに・・・などと、玉栄は納得できない。
春日局には心がないのだと誹謗。
そんな玉栄をたしなめる有功。
「私は心と体は別物やと思うているのや。
上様のお心が変わるはずはない。
私の心も、今までとは変わりなく穏やかや」
「嘘や。
有功様は嘘をついてはるのや」
捨蔵のような男に・・・と思うと、悔しいという玉栄。
いっそ自分の手でと言い出す彼を、あくまでも穏やかに諌める有功だった・・・。
侍の裃を着た捨蔵は大はしゃぎ。
そこで、ずっと気になっていた有功が元坊主だったという事で、そのいきさつを尋ねる事にした捨蔵。
だがその時、家光の呼び出しを受け、参上する有功。
残された玉栄に話を聞く捨蔵。
「私は一生有功様についていこうと決め、ここ、大奥へついてきたのや。
有功様のためやったら死んでもええと思うてるのや。
有功様は人に怒ったりせぬ お人や。
そやから、有功様を悲しませるようなやつがおったら、代わりに私が・・・
そう思うてるのや」
玉栄はしっかり脅しをかけていたけれど・・・すっかり毒気を抜かれた捨蔵。
ある意味、この忠義心が一番怖いんだろうな。
やってきた有功に、嬉しそうな顔を見せる家光。
まさに恋する乙女。
そんなふたりを見て、安心する正勝。
でも・・・話の内容はかなり物騒だった(><)
なんと、今日は一緒に命を断つ夢を見たという家光。
その日が待ち遠しいと・・・。
「有功。
わしとそなたは何も変わらぬな?」
「はい」
たとえ別の男と褥を共にしても、ふたりには夢があるから。
今は穏やかに生きていける。
手に手を取って、想いを確かめ合うふたり。
鬼のような仕打ちをする春日局にも、今の家光は思いやりの心で接しられるのだ。
「わしが悪いのじゃ。
有功を好きになったが故・・・」
恋を知った女子は変わる。
一方、
その日、大奥に雪が子供たちを連れてやってきたのだ!!
春日局は出かけたと嘘をついて誤魔化すも、戻ってくるまで待つと言い募る雪。
澤村はいつ戻るか分からぬというのだが・・・話を聞かない雪。
そんな雪たちを、障子の影から見つめる正勝。
7年ぶりの妻と子供たちの姿。
声もかけることを許されず、ただ見送るしか出来ない正勝の姿が悲しすぎる。
彼は生きているのに・・・。
そして、正勝は庭で、若紫そっくりの猫を発見。
そこへやってきた村瀬に思わず正勝は言う。
「平気であられるわけがない。
上様と有功殿、お二人の胸の内は、終わりましてございます」
そして・・・ついに捨蔵と褥を共にする日がやってくる。
柄にもなく緊張する捨蔵に、上様とて鬼ではないと言う有功。
そして・・・初めて家光に対面した捨蔵は、あまりの若く美しい娘の姿に、いつもの女たらしの調子を取り戻し、自分のペースにもって行こうとするのだが・・・。
自分に全て任せておけばいいと手を取ろうとした捨蔵の手を、振り払う家光。
「無礼者!!
頭が高い!!
勘違いするでないこのうつけ者が!!
よいか、お前がわしを抱くのではない、わしがお前を抱くのだ!!」
女として、それくらいの虚勢を張らずには・・・他の男に抱かれる言い訳に出来なかった家光が切ない。
自ら着物を脱いで捨蔵の元へ向かう家光。
まんじりともせずに、宙を見つめてその夜を過ごした有功。
翌朝、朝餉を持って来た玉栄は・・・有功の部屋の中を見て驚愕する。
これが本当の有功の心。
誰にも当たる場所がない有功は、はけ口を部屋の調度品や壁、障子などを斬りつけることでしか、抱えた苦い想いを吐き出すことが出来なかったのだ。
「気の利かん事でございました」
頭を下げる玉栄に、有功は自嘲気味に呟く。
「見栄っぱりやろ。
廊下側の障子には切りつけられへんかったんや。
そなたの言う通り、私はただの嘘つきや」
泣けない主の代わりに、その心中を想い、涙を浮かべる玉栄。
その日から有功は家光の寝所に入ることを禁じられてしまう。
心の慰めに、正勝から貰い受けた若紫そっくりの白い猫。
だが、
玉栄はその猫に動揺してしまい膳を落としてしまったのだ!!
己の罪を思い返し、それでもただ黙々と竹刀を振るう玉栄。
そんな玉栄を見て、すべてを悟った有功。
若紫を殺したのも、角南を陥れたのも・・・。
だが、それはすべて有功のためにやったことだという事も承知。
それは自分の意趣返しもあったと、頭をこすり付ける勢いで謝罪する玉栄。
「自分でも自分が分かりません。
ほんまに有功様のためやったんかどうか。
有功様をお守りすると大口をたたき、ここまでついてまいりましたのに・・・」
「やはりお前を大奥へ連れてくるんやなかった。
修羅の道や・・・すまんかったな、玉栄」
逆に苦しそうな有功。
何故自分を叱らないのか?
この手で若紫を角南を貶め、命まで奪ったのに。
しかも、そのことを今日まで忘れ、気にもしていなかった。
叱って欲しいと願い出る玉栄。
だが、有功はその竹刀を元に戻し、今の自分にはその資格はないという。
「私の中にも、お前と同じ黒い気持ちがあったのや。
人を恨み、妬む心が」
「悔しいですわ」
自分はいい。
だが有功にはそんなのは似合わない。
「玉栄、そなたはええ子やな。
ほんまにええ子や」
有功の穏やかな言葉に、顔をくしゃくしゃにして涙を流す玉栄だった・・・。
だが・・・2月後、事態は動く。
なんと、
家光懐妊-----------!!
誠におめでとうございますと告げて欲しいと、穏やかに告げる有功。
そしてその年の8月、
姫君誕生----------!!
種なしの証明をされたものの、なんとか跡継ぎが誕生した形になり、これでお役は果たしたものの・・・それが女子だっただけに、これからは男児を産むまでこの悲しい関係を続けなければならなくなってしまったふたり。
自分の時代が来たと、有頂天な捨蔵ですが・・・次回、彼には思わぬアクシデントが襲うわけで・・・。
次の相手に選ばれたのが・・・玉栄。
それを自分が命じるという有功が可哀相すぎて・・・。
気丈に振舞う家光の態度もまた涙を誘われた。
多部ちゃんの姿、勇ましい中にも悲しさが溢れてて・・・。
有功の激しい内面を垣間見たあの部屋の惨状も、ものすごくインパクトあったし。
また涙を見せない有功が逆に泣けたんだよなぁ、ここは。
このもどかしい関係が、いつまでふたりを苦しめるのか。
ただふたりで生きていけたら・・・と願うだけなのに。
回を追うごとに切なさが増していきます。
◆キャスト
有功(ありこと)...堺雅人
家光・千恵...多部未華子
玉栄...田中聖(KAT-TUN)
稲葉正勝...平山浩行
捨蔵...窪田正孝
雪...南沢奈央
松平信綱...段田安則
澤村伝右衛門...内藤剛志
春日局...麻生祐未
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第1話 第2話 第3話 第4話
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