今日、小さな天使に会った----------!!
今日は教会で、里見の手伝いをすることになった荘介。
司祭様の姿の神々しい里見はだけでなく、今日は荘介も信者の皆様の幸せを祈る側に♪
笑顔で対応する荘介に、信乃はよくやるわと呆れ顔。
だがそんな信乃の隣へやってきたのは・・・栗色の髪で金色の目をした女性。
祝福を受けに並ばないのか?
そう問う信乃に、
「私にはあそこに並ぶ資格はないの」
そういったその女性に、信乃は持っていた翼の形が十字架を示すようなクロスを渡す。
「あなたに、神のお許しと、ご加護がありますように」
そう言って笑顔を見せた信乃を天使と思ったその女性。
「今日、小さな天使に会った----------!!」
彼女は遊女の琥珀--------。
その頃、町中で毛野はフードを被った男を目撃する。
それは荘介に似た、あの男-------!!
必死に後を追うも、途中、小文吾の乗った馬がいななきをあげたため、そちらに気を取られている間に見失ってしまうのだった・・・。
毛野は思い出す。
あの日、あの男が奪って行ったのは、家族の命と、父の作った兄弟刀の2本の内の片割れ。
そして・・・毛野の心臓。
すぐに死ななかった毛野。
その傍らにはあの珠が。
夢中で振り上げた刀が男の顔をえぐり、血しぶきを上げたのを覚えている毛野。
そう、
あの男の顔には、自分がつけたはずの刀傷があるはずなのだ。
だから、荘介があの男であるはずがないのだ。
その夜、村雨に取られた牛ヒレを追う信乃は、庭で刀を振る稽古をしていた毛野と遭遇。
信乃を追ってきた荘介に、兄弟はいるかと問う毛野。
それにわかりませんと答えた荘介。
荘介には幼い頃の記憶がないのだ。
だが、母はそんな話はしなかった。
だからいないと思うといいうのだが・・・。
これで荘介の身内とは関係ないという事で、遠慮なく斬れると言う毛野。
だがその時、刀を教えてやるという毛野の申し出を辞退した信乃は毛野に羽交い絞めにされてしまう。
不思議そうに見上げた信乃。
「毛野、なんでお前の中から他人の気配がするんだ」
その気配はまるで・・・。
そこへ現れた九重。
信乃は今度は九重の胸に手を当て、音がしないのを確認したのだ。
「当たり前よ。
その子の中にあるのが、私の心臓ですもの」
九重は実はあやかしの夜叉姫。
倒れていた毛野を見つけ、まだ死んでいなかったその美しい身体を拾い、声をかけたよう。
「面白い」
そして夜叉姫は気まぐれに自分の心臓を毛野に与えたのだ。
このふたりの関係はこういう繋がりがあったのか。
だから九重は訳知りだったと。
雪姫と道節も同じようなもの。
面白いね。
人の生きたいと思う気持ちが、長い時を生きるあやかしには理解できない。
だからこそ、その執着に触れてみたいと思うのかもしれない。
一方、信乃に出会った琥珀は、兄弟の夢を見る。
これも信乃のおかげかと、微笑ましく思うのだが・・・その時、突然激しい発作を起した琥珀は、
大量の血を吐いたのだ!!
彼女はどうやら重い病を抱え、余命も短いよう。
信乃はそれを教会で彼女の匂いから既に察していたようだが・・・。
汚れた自分は独り寂しく死んでいかなくてはならない。
夢など見てはいけないのだと・・・。
それでも信乃からもらったロザリオを握り締めてしまう琥珀だった・・・。
だが、むせている彼女の元へ、ついに「あの男」が姿を現す!!
「金色の目をした女がいるって聞いたけど、それってあんた?」
隻眼の男。
綺麗な琥珀の目をくれたら、願いを聞いてやると言い出すその男の気配は・・・人ではない。
「生きたいだろ?」
さて、今日はボロい教会へ行く事になった信乃の荘介。
これも里見の命令。
行ってシスターに会えば分かるというのだが・・・。
そこにいたのは---------
あやかし!?
って、違う違う。
年老いたおばば。
姉妹のシスターがホラーな姿でお出迎え♪
まさにミイラ!?(わはは)
さらに現れたGを見て、思わず恐怖の雄たけびをあげて表に飛び出してしまう信乃。
あやかしは平気でも、現実には弱い信乃。
その時、夢中で走った信乃は道に迷ってしまったよう。
そこを通りかかった小文吾に拾われるのだった。
毛野はまたあの男を捜していたよう。
そこへ信乃をつれた小文吾と遭遇し、何をやっているのかという話に。
だがその時、不意に村雨が
「影がいる」と言い出したのだ!!
果たして3人の前に現れたのは・・・あの荘介に似た男!!
「貴様っ!!」
すぐに立ち向かう毛野だったが・・・斬られた瞬間を思い出したか、固まってしまったのだ。
その脇を悠然と通り過ぎる男。
「残念だけど、迎えに行くには時期が早いな。
まだ全部そろってないしね。
でも、信乃が元気そうでよかった。
あの時はどうなるかと思ったけど」
それは・・・どの時をさしているのか。
あの村での悲劇か・・・。
「強く願えばそれは必ず叶う------信乃が言ったんだ。
じゃぁ、またな、信乃」
そう言い残して行ってしまった男。
荘介には似ていた。
だが、信乃は知らない男--------のはず。
なのに、子供の頃、荘介に言った言葉を知っていたのはなぜ?
そこですぐさま里見に話を聞きに行く信乃。
村雨はあいつを「影」だと言った。
荘介の忘れている幼い頃の記憶を持っていた。
これの意味するのは・・・。
里見もわからない部分はあるものの、荘介には魂が半分欠けていると言う事に気づいているのだろうと信乃に問う。
突きつけられた現実。
人は魂の半分だけでは生きてはいけない。
いずれあの世に引きずられてしまう。
だが、あれから5年。
それでも荘介があの体にとどまっているのは・・・。
「信乃。お前が強く引きとめたせいか」
そして・・・男にたぶらかされた琥珀。
「生きたいだろう」
その目をくれたら、1週間だけ生きながらえさせてやろうと交換条件を持ち出したのだ!!
「会わなければよかった--------!!」
握り締められたロザリオ。
割れた鏡。
「後1週間。
あの瞳にふさわしい私に、なれるかしら」
ロザリオを眺め、微笑む琥珀。
まだ古めかしい教会から戻ってこない荘介を迎えに来た信乃。
毛野が探していた荘介とよく似た男と会ったと言うと、そんなに似てましたかと返され、信乃はよく見ていないと答えてしまう。
自分のせいで荘介は魂を半分にしてまで生き残ることになってしまったのかもしれない。
影を見つけなくてはならない。
そしてもう一人。
影を探す毛野。
だが、そう簡単に見つかるものではない。
「影」だから-------。
男の目には・・・金色の瞳が---------!!
「この目は信乃が気に入ったみたいだから、もらっちゃった」
そう影は、怪しげなシスターに語る。
信乃が好きなのねというシスターに、子供の頃は、弱いくせに強い信乃が憎かった。
ずっと負けたような気がしたから。
「強く願えば、それは必ず叶う--------」
女の子の格好をさせられ、長い髪をしていた信乃。
そしてあの時・・・影を拾ってくれたのが、このシスターだったよう。
影は彼女を「姫」と呼んだ。
一体彼女は誰なのか?
そして影とは?
1週間の命を瞳と引き換えに得た琥珀は、何をするのか。
切ないよなぁ。
荘介の事。
魂を分けた・・・影。
性格がえらく違うけど、信乃を好きなのは確か。
それだけにまた対立とは違う何かがおきてしまいそう。
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