アキの家でのバイトも2週間目。
八軒もすっかり農家の人っぽくなれたようで。
TVでは調度、高校野球の北海道代表の試合が行われており、残念ながら負けてしまったよう。
来年は駒場のいるエゾノー野球部が出場できるか。
楽しみなところ。
さて、休みなしだった八軒のために、アキ母が息抜きしておいでといってくれるのだが・・・。
何せここは北海道のど田舎。
車がなければどこへも行けない距離。
・・・事実、前回隣に住んでる駒場ん家まであれだけ時間かかったわけだし(^^;)
車を出してやるからというのだが、遊べる場所というイトーヨー○ドーですら車で1時間も行かなければならない場所なんだそう(^^;)
遊ぶのも大変じゃん。
その時駒場が多摩子の家の農場を見て来いといわれたことを思い出す八軒。
そこでギガファームへ行く事に!!
デカ!!広っ!!
その規模に驚く八軒。
で、出迎えてくれた多摩子父は------わはは!!
多摩子そっくりっ!!
DNAがんばりすぎっ!!(>▽<)
真ん中に寄ったコラージュしたら美形顔。
で、なんとまぁ、
お声が大川さんじゃないっすか!!
やっぱ荒川作品には欠かせない声って事で♪
なんか嬉しかった(^^)
流石の敷地の広さに、連絡手段がないとという事で、ここでは携帯アンテナが立つよう。
すぐに多摩子を呼び出してくれる父。
そこで自分の携帯を確認したところ・・・
2週間分の母からのメールがわんさか届いていたのだ!!
既読は後にして、ファームを見させてもらおうとしたその時。
八軒めがけて飛んできた凶器の20kgもする重いダンボール。
吹き飛ばされた八軒に容赦なく罵声を浴びせたのは・・・多摩子。
そう。
ここは巨大ファーム。
もし伝染病などを持ち込めば、乳牛800頭を全部殺処分しなければならなくなってしまうのだ!!
だから、
消毒予防は鉄則なのだ。
うっかり忘れていたそれ。
従業員たちを路頭に迷わせ、責任を取れるのかと言われて、慌てて靴と手洗いなどの消毒を済ませる八軒。
なるほどね。
これが一番酪農で怖い所だもんね。
気を使うわけだ。
流石巨大ファーム。
搾乳設備もばっちりで、これぞ牛のメリーゴーランド!!
牛が乗った台を動かす事で、搾乳の手間を減らし、スピーディに回収できると。
そして、
効率が悪い牛はすぐに処分する。
非情かもしれないけど、慈善事業でないのだ。
かなり徹底した経営コストパフォーマンスを施しているからこそ、ここまでの規模のファーム運営ができているのだろうなぁ。
それに共同経営だからこそのローテーションも可能。
経営についてここまで考えている多摩子も流石すぎる。
だからこそアキは、同じ跡取りとして複雑だろうなぁ。
彼女にはなかなかここまで割り切った経営はできないだろうし。
そこへやってきたのは・・・美人なお姉さんかと思えば、なんと
多摩子母!!
いやぁ、DNAマジ怖い(><)
いい所取りっすか。
だが、八軒が多摩子がちゃんと経営者として将来の事も考えていることをほめると、両親は渋い顔をしてみせたのだ。
どうやら農家の子だからと言って、自分が跡を継がなければならないという理由で進路を選んでいるのではないかと心配しているのだ。
跡継ぎという言葉に縛られているのではないか。
だが、多摩子はそれを勘違いだと笑ったのだ。
「私はお金が大好きです!!」
だからここへ就職し、もっと利益を生み出そうと、経営に口出しする気満々のようなのだ。
つまり、
多摩子は跡継ぎではなく乗っ取りを考えているようで。
多摩子、恐ろしい子っ(><)
でも・・・そこまで将来をしっかり見据えている多摩子と違い、不安だらけのアキ。
仕方ないけど、これは難しい話。
ブレない多摩子。
アキは家を継ぐことで何か悩んでるのかと、思わず相談に乗ると言ってしまった八軒。
逃げてきた奴が何を言っているのか。
自己嫌悪に陥る八軒。
でも、その気持ちが嬉しいというアキは、
八軒は馬みたいだといいだす。
どういう意味なのか?
臆病者。
よい労働力。
馬刺し。
不細工!?
その時、牛の出産が始まるという知らせが多摩子父に届く。
それを見に行くか?
だが・・・突然持たされたロープ。
何をやらされるのかと不安になる八軒をよそに、男たちが一斉にそのロープを引いたのだ!!
どうやらこの牛、逆子のようで、一気に引きずり出さなくてはならないよう。
なんとか引きずりだしたはいいけど、息をしてないって事で、心臓マッサージをして、人工呼吸まで施し、子牛はなんとか自発呼吸を取り戻したよう。
生命の誕生はすばらしいだろうと誰もが口にするけど、八軒はそう思わない。
「グロイ、怖い!!」
感動とか押し付けるなという話のようで。
リアリティな子だもんね(^^;)
だが、生まれたばかりの子牛はすぐに親牛と引き離されるのだそう。
その方が合理的だから。
殺伐した親子関係に、夢も希望もなくなる八軒。
だが、子牛の成長のためにと、初乳を絞る多摩子。
いまさらながら、牛の乳というのは、子供を育てるためのもので、それを人間は分けてもらっているだけなのだということを思い出した八軒。
それが酪農。
オスの牛は食肉になることが決まっている。
こちらもまた厳しい世界であることに変わりないわけで。
だから情などが沸く前に引き離してしまうのだという。
澄んだ瞳の牛に今度は牛丼って名前をつけてるし(><)
初乳を自らやりたいという八軒だったが、子牛は哺乳瓶に見向きもしない。
すると
多摩子がその首を押さえつけて、無理やり口の中へ哺乳瓶を突っ込んだのだ!!
オイオイと思えば、子牛にはそれがミルクだとわからないのだ。
だから最初はこうやって教えるんだという。
そっか確かに。
そこからは八軒の手からもミルクを飲んだのだが・・・。
すっごく非情に使えない牛は処分するようなシビアさを持っているかと思えば、先ほどのように蘇生をさせてでも必死に生み出すものがあったり、多摩子自ら乳をやったり・・・。
駒場の家のように何年も牛を大切にする所もある。
やり方も家それぞれ。
「答えはひとつじゃなくてもいいんだって、言ってくれてる気がする」
いいこと言うじゃん、八軒♪
ペットと家畜の違い。
愛情のかけ方の問題。
でも、どちらも大切なものには変わらないのだ。
でも、
家を継ぐことでやっぱりアキは悩んでるのか?
思い切ってそう問う八軒。
すると・・・
馬関係の仕事に就きたい。
それがアキの本気の願いのよう。
そんなアキの夢を応援する八軒。
それこそ家の人たちにその夢を語ってはどうかと必死に言い募ったのだ。
自分は中学で夢をなくした。
だから、夢がある奴らが本当はねたましい。
それでもその夢のために踏ん張ってる奴らの夢が叶わないのはいやなのだ。
アキが馬に乗ってる姿はかっこいい。
それを見て馬術部へ入ろうと思った八軒。
そんな他人のために一生懸命になる八軒をお人よしというアキ。
八軒は損するタイプ?
臆病だけど繊細。
でも、仲間思いの動物。
そういう所が馬みたいだとアキは言う。
それはもしや自分の事も遠回りにいいといってくれてるって事なのか!?
大喜びの八軒ですが・・・そこでアキ父がじっとり二人の様子を見つめていたのだった・・・。
怖いからっ!!
夏休みもいよいよ残り1週間ちょっと。
でも・・・
夏休みが終わったら、豚丼もベーコンになってしまうのだ。
それを思い出す八軒だった-----。
酪農としての動物との付き合い。
どれが正解なのか、確かに答えはないんだろう。
スタイルはそれぞれでいいんじゃないかなぁ。
それでも酪農家の人たちは家畜たちを愛している。
それがすっごく伝わる話だった。
次回はいよいよ豚丼話ですか。
涙になるのかなぁ。
気持ち的にどうなるか、すっごい気になる(><)
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