小野田落車------------!!?
最下位に---------!!
この状況での小野田の挽回は難しい。
そう読んだ金城は、巻島に山岳地帯を託すことに。
巻島は言われる前にスピードを上げていた。
すまんと謝る金城に、気を遣いすぎっしょと笑う巻島。
「俺が連れてってやるよ、てっぺんまでな」
だが・・・平坦地で頑張ったスプリンター二人と、集団を引いてきた今泉は疲労している。
しかもかなりの晴天。
この状況でクライマーの仕事は、皆を山頂まで走らせること!!
これをクリアしない限り、総北の優勝は見えてこないのだ。
800mの上りが始まる。
スパートをかけようとする巻島。
だがその時。
「待ってください!!」
止めたのは--------鳴子。
インターハイはチーム戦。
小野田はリタイアではないのだ。
だからここで彼が追いつくまで待とうと言い出したのだ!!
だが、巻島は容赦ない。
「山じゃ弱い者は落ちる。
それが法則だ」
山での判断は巻島に任せるという金城。
薄情さに腹を立てる鳴子。
だが------今はもうそんな状況ではないのだ!!
そう、
真横には箱根学園が追い付いてきてきたのだ!!
藤堂は嬉しそうに巻島に勝負を挑む。
もうすぐ自分は真波と代わるからフリーになるというのだ。
きっちりクライマーを二人揃えてきているハコガクは流石の準備万端の布陣。
山のてっぺんにあるリザルトを誰が獲るか。
だがその時、別の学校のクライマーが2校を抜き去ったのだ!!
リザルトは自分が獲ると宣言するその選手。
だが・・・不意打ちを食らっても驚かない藤堂と巻島。
そして----潰してくると、音もなく加速する藤堂の自転車。
これが彼の実力。
スリーピング・クライムを自称する藤堂の走りは、音がしないのだ。
気付いたら隣を走り、抜き去られているという走りだったのだ。
だが、それにもついていく巻島。
どうやら彼らは今まであった大会で、ずっと勝敗を分け合ってきたよう。
実力は五分五分。
だからこのインターハイで決着をつけようという藤堂。
だが・・・巻島はそれはできないと言い出したのだ。
山岳のリザルト。
最高のコンディションで、最高の場所で、決着をつける。
勝負を仕掛ける藤堂。
巻島は何度も何度もギアシフトに指がかかりそうになるも・・・今の自分に与えられたポジションを思い出し、思い切り上ること、藤堂との勝負を諦める。
すると、後方からどんどん他校のクライマーたちが勝負を仕掛けてきたのだ!!
絶望する藤堂。
彼と巻島との出会いは2年になってすぐの事。
箱根学園の藤堂という名前が出だしたその時、彼の事を知らなかった巻島は、カチューシャがかっこ悪いといったのだ。
そこで、緑の頭を笑った藤堂は玉虫かといったのだが、巻島は蜘蛛だと答えた。
そして------激しい横揺れのダンシングで上り詰めた巻島。
彼のオーラに驚く藤堂は、その日、最後まで巻島に追いつくことも出来ず勝利を奪われてしまったのだった----。
激しく悔しがる藤堂。
なんで俺を破って優勝したのに、笑わないんだと、いちゃもんをつける藤堂に対し、「っしょ・・・」と振り返った巻島。
その笑顔・・・というより、
最早これは恐怖レベルの笑顔?
これはキモイというか、引くわ(><)
で、それを自分でわかってるから巻島も笑わないようで。
この試合をきっかけに、それから試合で何度も当たった二人。
だがあの日。
両車輪がパンクしてしまった巻島。
今度こそ勝負をつける。
そう意気込んで走ったその試合。
一番悔しいのは巻島だとわかっていた。
だから、次の試合、インターハイで決着をつけようと戦う約束をしたのだ。
やっと初めてした約束を果たす時が来たのに・・・なぜ飛び出さない。
「俺たちは3年だ!!
このインターハイが最後のレースなんだ!!」
その言葉に巻島はついにシフトチェンジをする------!!
待ってたと勝負を喜ぶ藤堂。
だが----------それをこらえた巻島。
チームの勝利を優先した巻島。
なぜだと愕然とする藤堂に、荒北はお前の仕事はなにだと発破をかける。
そう、彼はわかっていたのだ。
巻島は飛び出したくてもそれが出来ないと。
クライマーが一人では山岳は登れない。
口惜しさを噛みしめながら、藤堂は加速する。
巻島の思いを汲んだ鳴子は、先ほどの言葉を撤回。
一番勝負したい時に動けない。
その口惜しさはどれほどのものか、わかるからだ。
「総北、準備しとけよ馬鹿野郎!!クッソォォォォ!!」
藤堂は涙を流しながらペダルを踏むのだった------。
荒北はここであきらめてくれてよかったとからかうのだが、巻島は笑みを浮かべていうのだ。
「3分っしょ」
3分までは離されても挽回するというのだ!!
だが、この3分の間に状況が変わるというのか?
誰もがそう思ったのだが、巻島は信じているよう。
小野田が来るか!?
その頃、落車を聞いた2年と幹たちが小野田の元へ駆けつける。
まだ目が死んでないことを見て、手嶋は大丈夫だと思ったよう。
小野田はそんな手嶋に、今から皆に追いつけるかと問う。
大丈夫だと無責任なことは言わない。
だが、小野田ならやれる。
「上りで100人抜け!!」
そう叫ぶ手嶋。
そして、小野田の背中を押す手嶋や青八木。
「俺たちの思いも積んで行け、小野田ぁ!!」
うわぁぁぁ!!
感動だぁ!!
皆の思いもすべてペダルに乗せる。
加速する小野田。
さか、3分の勝負が始まる。
巻島の思いがかっけえよ。
藤堂と勝負したいのは山々だろう。
それを抑えてのチーム戦。
だが、巻島はまだ諦めていない。
小野田のふんばりにかけたのだから。
これはきっちり巻島と藤堂の勝負もさせてあげたいね。
山頂リザルトは誰がとるのかも含めて楽しみな所。
これは是非巻島に取ってもらいたいなぁ。
で、毎回試合を通じて明かされていく箱根学園の生徒たちも本当いろんなタイプのキャラがいて面白いよなぁ。
藤堂は鬱陶しいけど、彼もまた勝負に関して妥協しない男。
そのための努力は惜しまない。
いいねぇ。
勝負をかけた最高のライバル関係。
これは山岳ステージも熱い戦いが見られそう。
そして、やっぱりチーム総北なんだ。
手嶋たちの思い。
背中に添えられた手。
あれだけでこみ上げるものがあったね。
次回も楽しみ♪
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