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2007年12月29日
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カテゴリ:政治問題
 アメリカの産軍複合体が考え出した新商品「弾道ミサイル防衛」の実験が成功したとの報道に関連して、ルポライターの鎌田慧(かまたけい)氏は25日の東京新聞で次のように日本政府を批判している;


 海上自衛隊のイージス艦「こんごう」が、ハワイのカウアイ島から発射されたミサイルを迎撃ミサイルで撃ち落とした、と防衛省が発表した。テレビでは、ミサイルにミサイルが衝突する映像が流されていたからまちがいがないようだ。

 つまり、「スターウォーズ」と呼ばれてきた、弾道ミサイル防衛(MD)が成功したことになる。それでも、なんだか、アメリカ大リーグに、シートノックの練習をつけてもらっている高校野球のような気がしてならない。

 というのも、仮想敵国のミサイルが、いつ飛んでくるのか判らないというのが、日本が米軍にそそのかされてミサイル防衛に踏み切った理由だが、今回の実験のように、あらかじめ準備して「ヨーイドン」といったかどうか、来日両軍が呼吸をあわせて発射したのだから、当たって当然。まるで大本営発表だ。

 「東京新聞」は、さすがに「一発20億円、総計60億円」の見出しをたて、日本がこの八百長実験の「世界唯一」の上得意であることを報じている。

 この馬鹿(ばか)げた「宇宙戦争ごっこ」に、初期配備だけで一兆円かかるといわれてきた。が、それだけで済むわけはない。一回六十億円、その大半はアメリカの軍需産業に入る。日本では三菱重工などがMD関連産業だ。

 極端なムダ遣いだ。ホームレスなどの救済と支援に回した方が、はるかに、日本社会の防衛に役立つ。


2007年12月25日 東京新聞朝刊 11版S 23ページ「本音のコラム-宇宙戦争ごっこ」から引用

 ミサイルを発射するほうと迎撃するほうと示し合わせて当たるかどうか試すのに60億円もの血税をつぎ込むなどという発想は「馬鹿げている」と言われて当然である。しかも、この先一兆円もかけて本格配備をしたところで、どこから飛んでくるミサイルを打ち落とすというのか。いまどき日本にミサイルを打ち込んで得する国はどこにもない。







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最終更新日  2007年12月29日 13時38分35秒
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