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テーマ:原発・放射能(193)
カテゴリ:社会問題
原発に反対する人たちは理想を語るだけで、現実を見ていないとする投書が、4日の朝日新聞に掲載された;
2012年6月4日 朝日新聞デジタル 「声-反原発論者は暗い現実を見て」から引用 この投書は反原発論者を「現実を見ていない」と批判しているわけだが、では、この投書の主は現実を見ているのか、というと、やはり彼も現実を見ておらず、政治家の「原発を止めたら日本人は集団自殺だ」などと馬鹿げた放言を鵜呑みにしているだけである。実際に現実を見れば、何が分かるか、それは事故直前の原発の電力生産は、全体の3割であったという事実である。この3割を、火力・水力の発電施設の稼働率を上げる、再生可能エネルギーの発電量を増やす、新規の火力発電を建設する(これは既に着手されている)などで十分にカバーすることが可能である。再生可能エネルギーの発電は電気代を高くして、日本の国際競争力を弱めるなどと言っているが、これも原発推進派の洗脳に騙されているだけである。電気代が高くなるのは、現行の制度によれば、ということであって、早い話、今ある原発をかかえた電力会社は破たん処理して、資産を新規に立ち上げる電力会社に無償譲渡してやれば、クリーンな電力は今よりはるかに低料金で利用者に提供できる。このような政策を、一挙に実行するといろいろ摩擦を生じるが、あまり長くない時間をかけてソフトランディングさせるのが政治の仕事である。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2012年06月19日 18時54分03秒
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