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2013年02月12日
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カテゴリ:政治問題
 憲法を改悪しようとする安倍政権を、痛烈に批判する投書が、1月24日の東京新聞に掲載された;


 ここ数年、選挙の時期になると、ある大学の意識調査に協力している。

 いつもは「どの候補者を支持しているか」とか「現政権についてどう思うか」といった質問が主なのだが、昨年の総選挙では毛色の異なる問いが混ざっていた。「あなたは改憲派ですか、そうではありませんか」。ビックリした。この二択はあまりにも極端だ。確かに時代は変わり、私たちの意識も様変わりした。

 ニーズに合わせ、民法や刑法などの文言を変えることは必要なのだろうとは思う。だが、今回の「改憲」が意図するところはただ一つ。憲法9条の改正だと思えてならなかった。そこに本能的な怖さを感じた。

 私の祖父は戦時中、陸軍で旧満州(中国東北部)へ行き、祖母は原爆手帳を持っていた。ピカの中、大きなガラス片が足に突き刺さったまま逃げ惑ったという祖母の膝には、握り拳ほどの、消えない痣(あざ)があった。娘時代は戦争でつらかった、と呟(つぷや)いたその姿を今でも忘れない。

 戦争放棄を謳(うた)った憲法9条は、悲惨な戦争を経験した祖父母世代から私たち未来の日本人への約束であり、誓いだ。魂のこもった美しい祈りだ。戦争を知らない私たちが、それを破って良いはずがない。

 もう一度、よく考えてほしい。憲法9条が作られた訳を。そして感じてほしい。憲法9条を持つ日本国憲法が、世界に2つとない、誇るべき「平和憲法」なのだということを。

 戦争を知らずにすんだ私たちに今必要なのは「戦争ができる権利」ではないはずだ。


2013年1月24日 東京新聞朝刊 5ページ「ミラー-憲法9条未来への誓い」から引用

 今私たちに必要なのは「戦争ができる権利」ではありません。「戦争ができる権利」を必要としているのは、我々国民ではなく、安倍晋三を筆頭にしたアメリカに取り入って自分の地位をゆるぎないものにしようとする右翼政治家だけです。本来の正統な右翼であれば、そのような売国的な態度は唾棄されるべきものですが、そういう点では似非右翼というものでしょう。アメリカは国家予算の赤字対策のため、軍事予算を削減せざるを得ない、その分を自衛隊に肩代わりさせたい、そこに取り入って自分の立場を有利にしようという魂胆で、「自衛」とは無縁の侵略戦争を米軍に変わって自衛隊にやらせようとしている。政治家の風上にもおけません。今私たちに必要なのは、戦後60数年間積み上げた平和外交を、さらに充実させることです。無駄な核実験を繰り返す朝鮮政府を、いつまでもアメリカの尻馬に乗って敵視政策を続けることは許されません。非難決議だの経済制裁だのという愚策を何回繰り返しても、事態は解決されません。日本と朝鮮は、小泉首相当時の日朝平壌宣言に立ち戻って、国交回復の交渉に取り掛かるべきです。その上で、必要な経済支援を行い、朝鮮国内に平和と安定がもたらされて初めて、拉致問題の解決についても真摯な対応がなされることでしょう。







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最終更新日  2013年02月12日 18時46分02秒
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