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2015年10月05日
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テーマ:ニュース(99379)
カテゴリ:政治問題
 戦争に行きたくないというのは利己主義だと発言した元自民党議員を批判する中学生の投書が、9月30日の東京新聞に掲載された;


 私はしばらく前から、憲法9条のことを考えています。先々週には、集団的自衛権の行使が可能になる安保関連法が成立しました。皆さんもご存じだと思いますが、政府は、違憲とされてきた集団的自衛権の行使を憲法解釈の変更で容認し、合憲としました。

 憲法9条を調べてみると「すべての戦争を放棄、戦力をもたない、交戦権を認めない」など平和を守るための内容でした。その解釈を変えれば、日本は「戦争できる国」ということにもなります。

 私は社会の授業で戦争のことをたくさん知りました。戦争の様子の映像も見ました。そこに映っていたのは人間が人間を殺す姿です。なんて恐ろしいんだろうと思いました。たくさんの人が死に、もがいて、苦しんで・・・。

 日本が「戦争できる国」なんて・・・。想像するだけでゾツとします。

 覚えていますか? 元与党の議員が、デモの学生らを「戦争に行きたくないという利己的な考えだ」と批判したことを。私は憤りを覚えました。戦争に行きたくないなんてみんな思っているはずです。なんで戦争なんかで未来を奪われなければいけないのですか?

 国のためですか? 私は戦争をやる国なんて大嫌いです。

 憲法は主権者国民のためにあります。だから、解釈を変えるのなら、正々堂々と国民投票をして決めればいいと思います。

 今、戦争を経験した人が少なくなっていて、戦争のことをみくびっている人が多いのだと思います。今こそ、私たち若者が戦争のことをよく知り、二度と過ちを繰り返さないようにするべきだと思いませんか?


2015年9月30日 東京新聞朝刊 11版S 5ページ「ミラー-愚かな戦争繰り返すな」から引用

 中学生にしては中々筋の通った名文です。戦争に行きたくないとは誰でも思ってるはずとか、なんで戦争に行かなきゃならないのか、戦争をやる国は嫌いだとか、こういう文章は、戦前の新聞なら間違いなく「ボツ」になっていたでしょう。うっかり掲載しようものなら、特高やら憲兵やらが令状もなしに新聞社を家宅捜索し、挙句は日本刀をもった自警団の男たちが大挙して押しかけて新聞社は焼き討ちの目にあわされたことでしょう。しかし、時代は変わって民主主義の教育が浸透し、児童生徒が自分の考えをきちんと文章で表現できるようになったのは、世の中の大きな進歩に貢献していると思います。「戦争に行きたくないというのは利己主義だ」と発言した議員も、あまり年配の人ではないのに、戦前の教育勅語の影響をいまだに引きずっている者もいるというのは残念なことです。






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最終更新日  2015年10月05日 12時38分21秒
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