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2015年10月07日
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テーマ:ニュース(99379)
カテゴリ:政治問題
 川崎市の一市民が、安保法制は憲法違反だと裁判に訴えることになったと、9月30日の東京新聞が報道している;


 集団的自衛権の行使容認へと憲法解釈を変えた昨年7月の閣議決定は憲法に違反するとして、無効確認を求める訴訟の準備を、川崎市高津区の元高校社会科教諭、長坂伝八さん(69)が進めている。同種訴訟は各地で事実上の「門前払い」が相次ぐが、太平洋戦争に従軍した父親の思いや、勤務先だった高校の生徒の声を受けて「平和憲法を守りたい」と決意した。
(山本哲正)


 「憲法がないがしろにされている」。長坂さんはこう憤り「戦争体験者は今も戦時中のことを思い出し、夜も眠れないはずだ」と語気を強める。

 愛知県豊川市出身。子供の頃、徴兵されて中国南部に行った父親から、銃剣で人を刺し殺し、血がほとばしった話を、腕を動かすしぐさを交えて繰り返し聞かされた。父親はそれを思い出すのか、寝ていてもうなされ夜中に目を覚ました。戦後は戦犯にならないよう何らかの書類を焼く姿を母親が見掛けた。1970年に53歳で、脳出血で亡くなった。「戦争で早死にしたようなものです」

 長坂さんは静岡大文理学部で史学を学び、正しい歴史を伝えたくて教諭に。法政第二中学・高校(川崎市中原区)に勤務し、高校で日本史を教える際は権力者による戦争を防ぐ憲法の大切さに力を入れた。教壇に数十冊の文献を持ち込むこともあった。

 同校では、学徒出陣を前に書いたとみられる「皇国の為には何も惜しまず身は砲弾に砕けるとも」という文字が壁にある旧時計塔が取り壊されることになり、退職していた長坂さんは昨年、通学路でチラシを配り保存を呼び掛けた。

 その際、ある生徒から「時計塔を壊すのは原爆ドームを壊すのと同じ。集団的自衛権の行使容認が平和を壊すのと同じだ」と言われ、提訴への思いが芽吹いたという。かつて教壇に立った長坂さんは「この閣議決定は、戦争になるのでは、という不安を若者に与える」と危ぐする。

 訴状案では、この閣議決定が戦争を可能にし、武力の行使を禁じた憲法前文や9条に反すると指摘。国務大臣らに憲法の尊重・擁護を義務付ける同99条違反とし「裁判所はその無効を決定しなければならない」と訴える。長坂さんの友人などが原告に名を連ねる予定。準備が整い次第、東京地裁に提訴するという。

 「憲法にその横暴を縛られるべき安倍首相を裁きたい」。長坂さんは言葉に力を込める。


◆集団的自衛権の行使を容認した閣議決定をめぐる違憲訴訟

安倍晋三首相は2014年7月、集団的自衛権の行使容認を閣議決定した。これを憲法違反として元三重県職員の珍道世直(ちんどう・ときなお)さんが同月、安倍首相と閣僚を相手取り、閣議決定の違憲確認と無効を求め東京地裁に提訴。しかし地裁は「閣議決定は内閣の意思決定で、ただちに原告に義務を課したり権利を制限したりするわけではない」などと却下。最高裁が今年7月、珍道さんの上告を退けて敗訴が確定した。他に広島市の男性が広島地裁に提訴するなど全国で少なくとも4人が地裁に提訴したが、いずれも却下されている。


2015年9月30日 東京新聞朝刊 27ページ「平和憲法 守りたい」から引用

 集団的自衛権行使の容認は憲法違反であるとする提訴は、これまでも数回起こされているが、いずれも門前払いとなっているので、これから訴える場合は、裁判所が門前払いした理由をよく検討し、対策を講じるのがよいと思います。





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最終更新日  2015年10月07日 10時22分38秒
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