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2015年11月09日
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テーマ:ニュース(99378)
カテゴリ:政治問題
 安倍首相や菅官房長官が野党やメディアの批判を浴びたときの言い訳には特徴があるのだが、それが何なのか、法政大学教授の山口二郎氏が10月25日の東京新聞コラムに分かりやすく説明している;


 古代ギリシャには、詭弁(きべん)を弄(もてあそ)んで人をたぶらかすソフィストがいた。いまや、現代日本版ソフィストが増えている。

 「アべ君、夏休みの宿題を早く提出しなさい」

 「校則には先生の命令があれば、宿題を出さなければならないと書いてありますが、何日以内という異体的な規定はありません。夏休みの宿題は冬休みの宿題と一緒に提出します。私は別に規則を破っていません」

 「おい、スガ、ずっと前に貸した金をいま返せよ。契約書には、貸主の要求があった時には返済しなければならないと書いてあるぞ」

 「具体的に何日以内という文言はない。したがって、返済期日の選択は私の裁量に任されている。来年の正月に返すことに、全く問題はない」

 国会の4分の1以上の議員を擁する野党が、憲法53条に基づいて臨時国会の召集を要求していることを政府は無視しようとしている。

 その理由なるものは、ここで紹介したアべやスガのわがままと同じである。さらに自民党が野党時代につくった憲法改正案は、今回のような場合、20日以内に国会を召集しなければならないと規定している。ご都合主義にもほどがある。

 内閣の最高指導者が、憲法を平然と無視することが当たり前となりつつある。日本は文明未開の独裁国に転落しようとしているのだ。
(法政大教授)


2015年10月25日 東京新聞朝刊 11版 29ページ「本音のコラム-詭弁の人々」から引用

 自民党が作った改憲草案には「国会議員の要求があった場合は20日以内に国会を召集しなければならない」と明記しているということは、安倍首相も菅官房長官も議員による国会開会の要求はそれくらい重大なものであるという認識は持っているということですから、首相の外遊日程を理由に開会を拒否するのは言語道断というものです。山口教授が怒るのも無理ありません。国民は政府首脳のこういう我が儘を黙認するべきではないと思います。






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最終更新日  2015年11月10日 20時46分31秒
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