資金計画から見えるもの
昨日の日記で月次資金計画は役に立つ、と書きました。作るのは結構手間がかかるのですが、逆に、作らないと資金繰りの立てようがないので、やはり作るべきでしょう。頑張って作った結果、資金繰りが厳しいときには、打つべき手が見えてくるというメリットがあります。良くある状況とその対策として、(1)固定費が多すぎる → 人件費、賃料など削減余地は無いか(2)回収サイトが長い → 回収を早められないか、前金をもらえないか(3)回収よりも支払が先行する → 回収後の支払とできないか(4)初期投資が大きい → オフィス保証金などがかかる場合には、ベンチャーステージ上野のようなレンタルオフィスを活用する(笑)、リースに出来るものはリースにする(5)売上・粗利益が不足 → 単価を上げる、顧客数を増やす、顧客当たり単価を上げる(6)それでも資金が不足 → 資本の増強、借入、助成金などの可能性を検討つまり、事業計画→資金計画をつくり、資金計画→事業計画のフィードバックにより問題点を検討し、最後に資本政策に落とす、という流れとなります。この基本は外せないですね。