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カテゴリ:楽しい酒屋さん♪
前日記で掲げた赤い古酒ラベルのことで、 ジャグマンさんから、 「我が家の青潮30度には、原酒シールはありますが、 古酒シールがありません。 なぜだろう?(一升瓶ですが)」 と、コメントいただいて、 そんなことがあるんだぁと不思議感に捉われ、 どなたか、詳しい方にお話を伺いたいと思った。 今までなら、蔵元さんに直電して、解決~!なんだけど、 西さんが辞められてる現状ではそれも適わないわけで、 どうしようと思いながら、検索.... とあるお店の商品説明のページが妙に気になった。 なんだかとても深い思い入れとこだわりを感じ、 この方なら、もしかして何かご存知ではないかしら.... と、受話器に手をかけた。 そして、教えていただいた「青潮」という焼酎。 西道行氏という頑固一徹な杜氏さんの姿。 西さんの青潮をこよなく愛した人の想いに触れ、 こみ上げてくるものに体が震えた。 それはこの焼酎のやさしさを知ることができたからに他ならない.... 体調を崩された西さんが20年ぶりに復活した時から、 昨年、造りを断念されるまでの間、 ずっと一人の杜氏さんとその焼酎を守り続けた酒屋さん.... 最初は水色の瓶.... 原酒ラベルも青地にから赤地へ.... 古酒ラベルについては発売時期によるものらしいし、 一升瓶には貼付されていないらしい。 甕であれ、タンクであれ、また瓶であれ、 製造されて3年経てば、古酒と称されるわけで、 出荷の段階で明確に3年以上経過してれば、すべて古酒。 だから、ラベルの有無にかかわらず、 いまや、西さんの「青潮」はみな古酒といえるかな.... お話を伺いながら、 目の前の小瓶を抱きしめたくなる。 蒸留の都度、仕上がり度数がいろいろと異なるということは 詰められた瓶ごとに味わいが微妙に異なるのかもしれない。 でも、たぶん、年月を経て、 それぞれにまろやかさとやさしさを増すことになるのだろうね。 もし、この先、西さんの青潮を飲むことができたとしたら、 その時は目の前の瓶はその時だけのお味だと心に刻みたい.... 焼酎との一期一会 そんな言葉が浮かんだ.... こだわりの酒屋 キシモトさんへ 突然のお電話にもかかわらず、 ご丁寧なお話、ありがとうございました。 おかげで、ますますお酒が美味しくいただけます.... 私ものんべえとしてもっと精進したいと思います。 本当にありがとうございました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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